ツンデレ総理見習いと変態教育係の奮闘記☆ 《前編》  コラボ

ジャンル:テガミバチ(サンザジ)
内容:ギャグ寄り
   国会パロ(←その要素はほぼ生かせていない)
諸注意:先日の絵茶会で出来上がった妄想の産物
    そのメンバーでのリレー小説です
前編担当:小説→管理人(桃@柚和)
     挿絵→七尾さん(俺の妹@神)


※先に言っておくと挿絵だけは無駄にすごいです
 小説より挿絵メインでどうぞ

「君、今日から総理見習い(という名の雑用係)ね☆」



「は?」



長い間過ごした施設を連れ出されて
やってきたのは国の中心…
目の前にいるのはその中心人物である
総理大臣のラルゴ・ロイド
なのだが…
テレビを通して見るのとは全く違う。
なんていうか…ダメな大人の見本?
彼が座っている机の上には山積みになった書類。
近くの机には更に高い山が…
彼の不真面目っぷりが十分に発揮されているらしい。
その隣の机では秘書と思わしき女性が
書類にペンを走らせている。
そして…
「あの…その人は…」
「あぁ、彼?」
俺は総理の隣に立っている
銀髪の男性に目を向ける。
すらっとした感じの人で
片方の目は眼帯で隠されている。
かっこいい…んだろうけど…
「(何故白衣…)」
総理はその人と少し話し、俺に笑顔を向け
「彼はね、君の教育係
名前はサンダーランドJr.」
「さんだー…らんど…?」

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俺が疑問を持ちながら彼の方を見ると
彼はため息をつき
「サンダーランドでいい」
と言ってきた。
そんな俺たちの様子をみて
更に笑顔になった総理は
そのまま部屋に行くようにと進めた。
広い館内の廊下を歩きながら
俺はここに至るまでの経緯を考える。
幼い頃に両親を亡くしついさっきまで
施設で暮らしていた俺。
突然怪しいオッサンが現れたと思うと
訳もわからないまま車に乗せられここにきた。
そして、告げられたのがさっきの言葉…
なんで俺が総理見習いなんかに選ばれたんだよ…
俺はただ、普通に暮らしてたかったのに。
そんなことを悶々と考えていると
いつの間にかでかい扉の前に立っていた。
「ここが君の部屋だ。」
サンダーランドはそう言いながら扉に手をかける。
ガチャリ…と重そうな音を立て
“俺の部屋”の扉が開く。
「う…わぁ…」
あり得ないくらい広い部屋。
なんかもう…ホールみたいな…
今まで使っていた部屋とは
比べものにならないくらいだ。
(と言っても今までは二人一部屋だったけど。)
俺はとりあえず鞄をテーブルの上に置き、
部屋を見渡す。
「(ホント広…)」
なんか金持ちの部屋って感じ。
さしずめコイツは執事か…
なんてサンダーランドの方を見てると不意に目が合う。
「な…なんだよ…。」
「いや、視線を感じたからな」
「気のせいじゃねーの!」
図星をつかれそっぽを向く俺に
サンダーランドは表情を変えず「そうか。」と呟くと
また、仕事に没頭する。
ていうか何やってんだ…?
なんか書いてるみたいだけど…
後ろから覗いてみると彼の書いている紙は
なんかよく分からない単語で埋め尽くされていた。
「それ…なに?」
「これか?」
俺が頷くとサンダーランドは急に目を輝かせる。
え?何?

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「これはこの間解剖した珍種のうさぎのレポートだよ!」
「は?解剖…?」
若干引き気味な俺に気付かずサンダーランドは続ける。
「私の趣味なんだがな…
やるのならレポートでも提出しろと総理に言われていて…」
なんで解剖した内容をレポートにして提出するんだよ…
つくづく総理という人が分からない。
初めは総理見習いという仕事に
少なからずプレッシャーを感じていた俺だが、
今は別の何かを背中に感じながら
サンダーランドの解剖談義を聞き流していた。

俺…こんなとこでやっていけんのかな…?








そんな事があったのがつい1ヶ月程前…
なんとか普通に暮らしてる。
ただひとつ…変わった出来事を除いて。
コンコンと控え目にノックの音がする。
俺の返事も聞かず、ガチャリとドアを開け
俺が起きていたことに驚くサンダーランド
起きてちゃ悪いかよ、解剖バカめ。
なんて心の中で悪態を吐きながら
のそのそとベッドから降りる。
まだ少し寒い部屋に身震いをしつつ
着替えを取りにタンスへ向かう。
「なぁ、今日ってなんか雑用あったっけ?」
「いや、今のところ言われてないな。」
「ふーん…」
じゃあ、朝から勉強か…
俺的にはサンダーランドど一緒にいれて嬉しいけど。
そう…
変わったのはサンダーランドに対する俺の気持ち。
この間までは解剖大好きな変態野郎だと思っていたのに…
彼に触れる度に、
彼の事を知る度に…
サンダーランドが好きになっていく。
女みたいな思考にうんざりしながら
今ではもう諦めがついた。
別に好きだっていいじゃん…
ボタンに手を掛けたまま止まっている俺を不思議に思ったのか
サンダーランドが急に覗き込んでくる。
「どうかしたのか?」
「ぅわっ!?」
俺は盛大に後ろに飛び退き
サンダーランドから距離をとる。
な…なんなんだよ…
急に顔覗き込むなよな…
いつもより数倍も速くなる心拍数。
おまけに顔まで赤くなってきた。
「ん?ザジ、お前なんか顔赤くないか?」
わー!!
いきなり確信突かれたー!
「い、いや…気のせいじゃねぇか?」
部屋中に視線を泳がせながら後ずさりをする。
なぜかって?それは…
「なんで…寄ってくるんだよ…」
サンダーランドがどんどん俺に近付いてくるから。
「いや、熱でもあるのではないかと」
「ないわ!んなもん!!」
「でも…」
サンダーランドがそう言うのとほぼ同時に
俺の背中が壁に付く。
しまった…追い詰められた…。
サンダーランドの手が伸びてきて俺の前髪を上にあげる。
そのままコツン…と額を合わせ…
「自分じゃ案外分からないものだぞ」

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俺の心拍数は更に上昇。
なんか足に力が入らなくなってきた。
サンダーランドはそんな俺に気付かず
「熱は無さそうだな」
なんて言って離れようとするもんだから…
俺は反射的にサンダーランドの白衣の裾を掴んでしまった。
「え…あ…」
はっと我に反った俺は急いで手を離す。
羞恥心で真っ赤になる顔。
なんで俺…そんなことしたんだよ。
これじゃ、離れないでって言ってるようなもんだろ…
「…ザジ」
「へ?…ッ?!」
顔を上げると目の前にサンダーランドの顔があった。
「え…何…」
「何はこっちのセリフだ。」
そうだよな
急に引き止められてそのまま黙り込んでたし…
サンダーランドはふぅ…とため息を吐き、
顔にかかった髪をかきあげる。
その姿に少しときめいてると
サンダーランドはあきれたように
「余り私を煽らないで欲しいんだが…」
と呟いた。
え…煽…!?
「好きな相手にそんな格好でいられたら誰だって困るだろ。」
そんな格好…って…
「!!」
自分の格好を見て驚愕。
シャツにネクタイ、ジャケットと随分と恥ずかしい格好。
「あ、いや…これはだな…
ってあれ?」
そういえば、今…好きな相手って…
え…俺…?
サンダーランドは一瞬しまったという髪をして
もう一度ため息を吐き俺の方を見て
「まぁ、そういう事だ。」
なんて曖昧な言い方をする。
俺…俺は…
「サンダー…ランドのこと…好き…だけど…?」
さすがに目を見てなんて言えないから
床に視線を落として言う。
サンダーランドの顔は見えないけどきっと驚いた顔をしてる。
俺はサンダーランドが近付いてくるのを感じながら
視線を上げられないままでいた。
















*あとがき*
どうも、前編担当の管理人です
うぉぉぉ…
ついにやっちまったぜ!
茶会のテンションで出来たコラボ…!
管理人みたいなカスが参加していいのか
甚だしく疑問なんですが…
とりま、七尾さんの挿絵は神
七尾、よくやったわ!←お姉様発動
ちなみに挿絵の保存等は
七尾さんのサイトの規約に従ってください

後編担当は桜さん白雫さんです
完成次第うpしますので楽しみにしててください!


管理人の反省会
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