2005/7/2
【book】『Inside Out』Nick Mason著 ロック・フォーク・ブルース
パンク・フロイドのニック・メイスンがピンク・フロイド個人史っていう本を出したよん。今日買ったばっかりなんで、まだページをパラパラめくっただけなんだけど、メンバー本人が出したものだけあって、今までに見たことのない写真がわんさか。内部情報を公表しすぎてるのでデブ・ギルモアが出版に反対したとかということなんですが、中身に関してはまた後日。しかし、大きくて邪魔な本だわん。持ち歩いて電車の中で読めないじゃないのさ。そういえば、そろそろLive 8ロンドン会場で、ロジャー・ウォーターズを含む4人でパンク・フロイド再結成ライヴやるのかしらん?????
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2005/7/2
Idiot Wind Bob Dylan
恥ずかしながら今さらわかったこと:
『Desire』のライナーノーツでアレン・ギンズバーグが“アメリカ全土を股にかけた優れた韻(national rhyme)を作った”“恐れを知らない予言的感情の大きな波が再び押し寄せてくることに、既に準備が出来ていたに違いない”とベタ褒めしながら引用している部分なんだけどさ、
...Blowing like a circle round your skull
from the Grand Coulee Dam to the Capitol...
ここって「k」と「l」の音の繰り返しだわん。
ワシントン州のグランド・クーリー・ダムからワシントンDCの連邦議会議事堂へ、西の端から東の端へアメリカを横断してるってことと、グランド・クーリー・ダムからはウディ・ガスリーの歌(やその背景にある歴史)も想起されることは、あたしみたいなバカでもわかる常識中の常識だけど、実はもう1つあるのよん。音声的にはヘタクソで不完全な脚韻も、実はメタファーによる韻なのよん。頭蓋骨も議事堂も白いドーム状のものなんだわさ。
************
っていうのは、あたしが発見したことじゃありません。↓この本のp.33に書いてありました。
この本によると、ボブはギンズバーグに宛てた手紙の中で“これに気づいた人は他にはいません”て書いたらしいんだけど、以前に出た本で、この手紙について触れてるものって知ってる?知ってたら教えてクレクレタコラ!
『Dylan's Visions Of Sin』は500ページ以上の大ボリュームの本で、ボブの歌の中で表現されている罪と徳、天の恩恵について分析してるものなんだけど、序章の段階からして既に目からうろこが落ちっぱなし。ここまでボブをネタに遊んでる本は『ディラン 風を歌う』以来!でも、7月中に読み終わるかしらん?????
ちなみに、この2行だけど、ボツになっちゃったニューヨーク・バージョン(歌詞全部はここを見てねん)では
...Blowing every time you move your jaw
from the Grand Coulee Dam to the Mardi Gras...
って歌ってるんで、連邦議会議事堂のドームと頭蓋骨を重ねる不気味なイメージは皆無だわん。あたしの好きな“Down the highway, down the tracks, down the road to ecstasy”っていう言葉のジェットコースターみたいな部分もないのよねん。
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『Desire』のライナーノーツでアレン・ギンズバーグが“アメリカ全土を股にかけた優れた韻(national rhyme)を作った”“恐れを知らない予言的感情の大きな波が再び押し寄せてくることに、既に準備が出来ていたに違いない”とベタ褒めしながら引用している部分なんだけどさ、
...Blowing like a circle round your skull
from the Grand Coulee Dam to the Capitol...
ここって「k」と「l」の音の繰り返しだわん。
ワシントン州のグランド・クーリー・ダムからワシントンDCの連邦議会議事堂へ、西の端から東の端へアメリカを横断してるってことと、グランド・クーリー・ダムからはウディ・ガスリーの歌(やその背景にある歴史)も想起されることは、あたしみたいなバカでもわかる常識中の常識だけど、実はもう1つあるのよん。音声的にはヘタクソで不完全な脚韻も、実はメタファーによる韻なのよん。頭蓋骨も議事堂も白いドーム状のものなんだわさ。
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っていうのは、あたしが発見したことじゃありません。↓この本のp.33に書いてありました。
この本によると、ボブはギンズバーグに宛てた手紙の中で“これに気づいた人は他にはいません”て書いたらしいんだけど、以前に出た本で、この手紙について触れてるものって知ってる?知ってたら教えてクレクレタコラ!
『Dylan's Visions Of Sin』は500ページ以上の大ボリュームの本で、ボブの歌の中で表現されている罪と徳、天の恩恵について分析してるものなんだけど、序章の段階からして既に目からうろこが落ちっぱなし。ここまでボブをネタに遊んでる本は『ディラン 風を歌う』以来!でも、7月中に読み終わるかしらん?????
ちなみに、この2行だけど、ボツになっちゃったニューヨーク・バージョン(歌詞全部はここを見てねん)では
...Blowing every time you move your jaw
from the Grand Coulee Dam to the Mardi Gras...
って歌ってるんで、連邦議会議事堂のドームと頭蓋骨を重ねる不気味なイメージは皆無だわん。あたしの好きな“Down the highway, down the tracks, down the road to ecstasy”っていう言葉のジェットコースターみたいな部分もないのよねん。

