こんな記事が産経新聞に載りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081116-00000017-san-soci
私の日記にも3つ連続で書き、多くのコメントを頂きました。
まさに教育の荒廃・・・・!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=977806012&owner_id=9922906
「衣食足りて礼節を知る」ので、梅酢ベーコン丼!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=977855893&owner_id=9922906&org_id=977806012
収容所送り・・・・・!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=978538149&owner_id=9922906&org_id=977855893
皆さんは、神田高校を落とされた中学生がどこに行ったか、想像されましたか?
神奈川県は生徒数の減少に伴い、高校を統廃合しています。
神田高校は五領ヶ台高校(やはり教育困難校と言われていました。)と統合され、それぞれの高校が3年前から、募集定員を減らしていました。
落とされた生徒の多くは、おそらく、公立定時制高校に行ったと推測できます・・・。
昨年の1月〜3月に行われた入試(全日制は1月と2月、定時制は1月と3月)では、県教委の募集人員策定ミスから、公立全日制へ入れない中学生を大量に出したために、定時制の後期入試(3月)が行われ、合格発表前に、知事の「15の春を泣かせない・・」政策の為、定時制高校のほとんどが、クラス増、そして全員合格をのまされました。
神奈川県は私学の経営を圧迫しないように、施設的にも、人員的にも余裕があっても、公立全日制の定員に枠をはめる、いわゆる私学枠があります。
しかし、私学は学費が高く、見合った収入がなければ、滑り止めの私学が合格しても、入学できず、公立の定時制しか、選択肢がないのです。
案の定、昨年の4月〜7月、ほとんどの定時制高校では、大混乱が起きました。
現在の神奈川県の定時制の生徒は、全日制に合格できなかった生徒が入学してきます。勤労者の定時制というイメージはまったくありません。
また、中学校時代、イジメにあったりして、不登校になったおとなしい生徒が数多く、入学してきます。
つまり、イジメにあった生徒とイジメをした生徒が混在するという悲しい現実があるのです。
記事によれば、神田高校は次のような生徒をチェックしたと書かれています。
■入試時、「問題あり」の例
・まゆをそっている
・髪を染めている
・つめが長い
・態度が悪い
・胸ボタンが外れている
・服装がだらしない
・ズボンを引きずっている
・スカートが短い
・落ち着きがない
・軍手をつけたまま書類を受け取る…
こんな事で落とすのか・・・と思う人、当然だと思う人がいると思いますが、私のところでは、こんな程度でチェックするなんて考えられません。
ここには書けませんが、受験生は「真実は小説より寄なり・・」ですよ!
一言「見ただけでため息がでるような・・・・」
この産経新聞の記事の中で、とても気になったところがあります!
“ヤンキー先生”として指導部長を務めた経験がある参院議員の義家弘介氏は渕野前校長を擁護。「志望校に行くのにきちんとした格好で行くのは当然。社会では外見で判断されることも多い。廊下を歩いているときもすべてが面接の時間だという意識を持つよう指導していた。内申書は情報公開請求で開示されるようになってから9割9分、生徒に都合のいいことしか書かれなくなった。受験時の態度は、生徒の合否を判断する貴重な情報だ」とする。
そして「惜しむらくは、神田高の先生には生徒に『なぜそんな格好で来たのか』と声をかけてほしかった。『まずかったですか』と恐縮する生徒なら高校でもやっていけたかもしれない」。
マスコミ受けして議員さんに祭り上げられた義家君、相変わらずの的を得ていないコメント・・・ありがとうございました。
入試の時に『なぜそんな格好で来たのか』なんて聞いたら、それこそ大問題でしょう!
こういうアホなコメントしかできない奴が、アベちゃんの内閣の時の狂育再生会議の座長を務め、途中で辞め、国会議員になれる時代なんです。
ヤンキー先生のラジオ相談聞いたことがありますけど、「?????」の連続でした。
私が7年半前に定時制に転勤したときに、定時制一筋という尊敬できる体育教師が言われた言葉があります。
「定時制では、まず、生徒のすべてを受け入れることだ。」
私は、今でも、この言葉を座右の銘にしています。
しかし、その先生、転勤された別の定時制高校で、生徒指導があまりにもなされていないことで、こんな教育現場では、教師を続けることはできないと早期退職されました。
昨日も飲酒運転を繰り返し、新聞配達の少年を何キロも引きずり、殺すという悲惨な事件が起きました。
同じような悲惨な事件が続くこの国! いったいどうなるのでしょう。
マザーテレサさんの言葉です。
「愛の反対は憎しみでなく、無関心です。」


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