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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
連絡先 kiyotakakomoriofficial@gmail.com
2010/7/12 | 投稿者: komori

週末は気持ちがフェスってた。

7/8(木)
UFOへ狩生さん企画「定期報告会」を観に行く。これは出演バンドが全部狩生さんが参加しているバンドのみ、という、いわば狩生祭である。中でも特に、暫く振りで再び狩生さんが加入した3人ハズレッシヴの演奏が素晴らしく、早川パワーのソウルフルな歌唱は、オーティス・レディングをも髣髴とさせる、胸に込み上げてくる熱さがあった。2管になった俺こんを、実は何やかやで初めて見たが、よりジャズ色が強くなってて、やっぱり格好良い。総合的に見て、結局何だかよく分からないイベントであったが、この狩生さんの、自分でも何だかよく分からないものに対する強い憧憬と敬意みたいなものを、大変尊敬しております。それは偶発的なものを肯定する、ということだから。

7/9(金)
BASEMENT BARにて壊れかけのライヴ。太平洋×ビーハプ企画。リハの入りが遅い上に早起きしたので、日中時間的に余裕があり、映画かシャガール展にでも行くかと思っていたが、結局行かなかった。時間的な余裕はありつつも、ライヴの日はどうも精神的に余裕がなく、そわそわしてしまう。結局CD-Rを焼いたりしたくらいで、出かける時間に…。

この日のイベントは、スタート時に外はゲリラ豪雨に見舞われたにも関わらずお客さんも結構来て、どのバンドの演奏も素晴らしかったし、最高であった。フードの「ソーキかけご飯」とビール片手に、フェス気分で音楽に浸る。フジロックに行けなくたって、素晴らしい音楽があれば、心はいつでもフジロックってるぜ。and Young...の時、星空が見えた。その正体は、ミラーボールのキラキラだったんだけど。

壊れかけの演奏も楽しく出来たが、録った音を聴いたら、いきり立ち過ぎてた。落ち着け。

トリの太平洋が終わったのはなんと12時!w当然の如く終電なんて乗らず、明日朝から仕事なのに、打ち上げへ…

7/10(土)
ほんで、この日はUFOにて「中央線ラプソディー」に出演。東京来てから早6年、ずっと中央線沿線に住んでいる人間として、出たかったイベントだ。

昨日に引き続きこの日も凄まじく楽しく、主催の黒豆さんの熱意と愛情が出演者にもお客さんにも行き届いてたと思いました。こんなに楽しい楽しい、書いてると、僕は顔面が楽しくない面構えをしてるらしいので、胡散臭く思われるかもしれませんが、本当に楽しいのです。後半、valvaとセバスチャンですっかり踊っちゃったよ〜

この日の演奏はよく出来たと思う。やっぱ、UFO一番得意だ。そして、音が特異だ。この2ヶ月で、UFOに計4回出る。

7/11(日)
今日も各所にて気になるイベントがたくさんあったが、さすがにライヴの反動の疲労がきたので、バイト後は真っ直ぐ帰宅。物販で買ったand Young...とvalvaのCDをヘッドホンでひっそりと聴く。

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祭の後で、ひとりぼっちを取り戻すために、一度世界の音を遮断してみる。目を閉じ、耳元で鳴っている音楽、浮かびあがる風景、色彩、それ以外は何にもない、何もいらない。仕事柄、CDは年がら年中睡眠時間より多い位聴くし、ライヴにも行く。「」の付いた「音楽」の元で、共生している。言葉は通じ、共通理解が得られる、何事もなかったかのように。いつの間にか「音楽」の成員として駆動する。卑屈な事など、ない。だけど、それが時折、ひとりに引き離させ得ない、大きな要因となってしまうのは、恐ろしい。

友部正人の「はじめぼくはひとりだった」という好きなうたが、9日のベースメントの日に、BGMで鳴っていた。本当にそうだと、思う。ビートルズでも、ニルヴァーナでも、ブランキーでも何でもいいさ、初めて聴いて「うわあ」と思った衝動なんて、最初に誰かが用意していたものじゃないはずなのに、いつの間にか僕等は感動の仕方さえウィキってるみたいなもんなんじゃないかって、時折思う。はじめから誰かと何かを分かち合うなんて嘘だよ。思いやりなんて嘘だよ。そう言ってそこに立ってるあなたは誰なんだろう。本当の衝撃は、きっと自己をも粉砕するものだろう。味わったことがないから、分からないけれど。だけど、今日もまたこう私が私でいられるのは、感じることも、受け入れることも、最終的に断念したからであり、まだ世界の成員だったからに他ならないと思います。

音楽を聴き終え、窓を開ける、朝、夜が明ける。世界は想像以上に、優しかった。はじめぼくはひとりだった。2度目の朝、ぼくはひとりじゃなかった。






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