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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
連絡先 kiyotakakomoriofficial@gmail.com
2010/1/13 | 投稿者: komori

去る1月10日、11日と、先月に引き続き再び三ツ目に召集され、大阪へ行って来た。今度の舞台は難波ROCKETS。全17バンド出演という、壮絶なオールナイトイベントであった。

車で8時間かけて現地へ行き(私は運転してませんが…)、更にそこから自分達の出演時刻まで8時間待ち、イベントが終了した頃には、日は昇り始め、街は朝を迎えようとしていた。

イベントは真ん中に大御所キング・ブラザーズを挟み、前半・後半共に関東勢・関西勢の新進気鋭の若手バンド達が、激しい演奏を繰り広げていた。間には、プロレスもあったが。キングの時は、会場の盛り上がりはピークに達し、あの場にいた誰もが、西宮の狂犬達の、10年来変わることのない、剥き出しのロッケンロールに、酔いしれた。

自分もまた若かりし10代半ばの頃、キングに影響を受けて奈落の道を突き進むこととなった人間の一人として、非常に感極まる想いがあった。ライヴを観てる間、涙を隠すことは出来なかった。そして、10年前の自身を裏切りはしなかった、という誉と安堵の想いが、溢れ出た。

勇気を振り絞り、マーヤさんとだけ、ちょっとお話させて頂いた。とても、謙虚でしたたかな方だった。震えながら、壊れかけのCDも渡した。

自分達の出番はキングも終わり、イベントも終盤間際の15番目、タイムテーブルは押しに押して、深夜3時半からの演奏だった。出番間際まで疲れはピークに達し、感覚が奇妙な覚醒状態に陥っていたが、ライヴ中はそんな精神状態とは一変し驚く程冷静で、しっかりとした良い演奏が出来た。取り分け、「箱舟〜」はかなりベストな出来だったと自負している。お客さんも徐々に増えて来て、温かな声援と拍手を頂いた。どうもありがとう。

set list
1、チューインガムの熱気球
2、雪どけ水を飲みほして
3、蝶番をこじあけろ
4、箱舟は来なかった

イベント時、調度難波の街はお祭りで(何の祭?)、ロケッツの向かいの道路には沢山の出店が並び、辺り一体は一時期尋常じゃない混雑振りを見せていたが、再入場自由のこのイベントはそんな祭のムードと一体化し、ロックフェスティバルに来ているかのようで、わくわくした。ちょっと高いロケッツのステージに立ったとき、ずっと忘れていた、フジロックのルーキーステージに立ったときの感覚が、なぜかふと甦った。

それと、路頭に散乱した食いカスなどのゴミと、ロケッツ隣の異常に汚い公衆便所、なぜかこれらに相通ずるものがあるイベントだったとも、ふと思った。決して悪い意味ではなく。臭いものにも、蓋を閉じない感じが、似てるのだろうか。


さて、他にも書きたいことが山々あるが、長くなってしまうので今日はこの辺でお仕舞いにしておこう。そして、ここに書ききれずまだ僕の胸中にだけ秘められてることは、いずれ必ず具現化されるだろう。大阪で出会った、素晴らしくいかしたバンド達とは、是非こっち(東京)でも何か共にやらかしたと企んでいる。今に見ててくれ。

そして最後に、三ツ目さん、ありがとう&お疲れ様でした!もう、この一言に尽きます。あんなクレイジーなイベントを実行可能な器を持った人物は、三ツ目さんを除いてそうはいないでしょう。大トリ、僅か7秒で終わった彼等のライヴは、最早何にも変え難いロックのカタルシスそのもであった。破壊そのものであり、そしてスカムであった。この瞬間、ロックは現代アートに勝った、と思った。

ありがとう。楽しかった。
また、行きます、大阪。

ようやく今年が始まった気がする。



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