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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
連絡先 kiyotakakomoriofficial@gmail.com
2009/11/10 | 投稿者: komori

新宿・渋谷2DAYS終了。どうもありがとう。

二晩立て続けの喧騒から覚め、今日は静かな1日。ライブハウスにいる時は、激しく鳴り止まぬ音の中で、ずっとその身を揺らし続けていたいとも思うが、やがて音楽は終わる。夜は明けて、登り行く朝日の赤らみとは相反するように、身体から興奮と情熱で煮えたぎっ血の気の赤らみは、引いていく。立ち現れるのは、覚めた、世界。冷めきった体は透明さを取り込み、やがてこの世界の喧騒の片隅に置き去りにされ、風景と化し、見えなくなる。鼓膜の奥に残る、昨夜のアンプリファイズされたノイズ、その奥のもっともっと奥には、漠然とした沈黙が広がっている。虚脱してしまいそうな程、巨大な。おいおい、冗談じゃないかって思うだろう。だけど、それが決して夢ではないということは、過剰なアルコールで鈍化した脳でだって、想定はつく。紛れもない現実が立ちはだかる。砂壁のようだ。頬を摺り寄せれば、その感触は刺々しい。街は静かだ。その、痛みさえ確かめられれば、私はそれでよかったと、また同じ経路を行ったり来たり、するだけ。だけど、こんな荒涼たる静けさとは同時に、何かが生まれ得る予感や前兆をも含んでいやしないだろうか。どうなんだ?

シャロウズの色男4人一丸となった乙女に捧げるガレージサウンド。蘭嘆の二日酔いの天使が新宿でゲロを吐いてるような、歪んでいるけど、透き通った世界観。それに、へべれけなロケンロール!オワリカラの孤高の戦い。誰のためでもなく、自分自身を敵と見なし音を出していた。それに、撃鉄。フリクションから30年後の音が、今、鳴っているぞ。

2010年の、バンド達。その中で自分もまた演奏を、している。どうもありがとう。
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