2009/8/6 | 投稿者: komori
ホント、いいなあ。

今日はマッチング・モール『そっくりモグラ』を購入。ソフト・マシーン脱退直後の、71年発表の作品。全体を覆う初期ソフト・マシーンを髣髴とさせる、ユーモアに富んだアヴァン・ジャズも良いが、何せ1曲目の「オー・キャロライン」に、やられる。ソロ作『ロック・ボトム』の1曲目「シー・チェンジ」もそうだけど、第一声で、昔読み聞かせられた、お伽の国の風景が広がっていく。そして、同時にその風景は、今となっては決して取り戻せないものだという、冷徹な諦念も感じられる。今にも壊れそうな世界の、断崖絶壁で放たれてるかのような、祈り。
壊れかけの世界から放たれる、最後の歌。伸びきったカセットテープから聴こえるような、ノイズまみれで、細切れな、声。そんな願いをこめて「壊れかけのテープレコーダーズ」という名を思いついた、今からちょうど2年前。徳永英明では、決して、ない。
ライヴ活動開始から、2周年目の、8月。
ロバート・ワイアット、集めよう。
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今日はマッチング・モール『そっくりモグラ』を購入。ソフト・マシーン脱退直後の、71年発表の作品。全体を覆う初期ソフト・マシーンを髣髴とさせる、ユーモアに富んだアヴァン・ジャズも良いが、何せ1曲目の「オー・キャロライン」に、やられる。ソロ作『ロック・ボトム』の1曲目「シー・チェンジ」もそうだけど、第一声で、昔読み聞かせられた、お伽の国の風景が広がっていく。そして、同時にその風景は、今となっては決して取り戻せないものだという、冷徹な諦念も感じられる。今にも壊れそうな世界の、断崖絶壁で放たれてるかのような、祈り。
壊れかけの世界から放たれる、最後の歌。伸びきったカセットテープから聴こえるような、ノイズまみれで、細切れな、声。そんな願いをこめて「壊れかけのテープレコーダーズ」という名を思いついた、今からちょうど2年前。徳永英明では、決して、ない。
ライヴ活動開始から、2周年目の、8月。
ロバート・ワイアット、集めよう。
