
昨日は吉川団十郎さんのレコーディングに行って来ました。年末でしたが、団十郎さんがパーソナリティーをしているラジオ番組「
葵と団十郎のサンデーAMO」が年末年始の特別番組があるためにお休みだという事で、ゆっくりのんびりヴォーカル録音の時間が取れました。
午前中は団十郎さんお気に入りの60年代ポップスを聴きながら、このメロディーは完璧だとか、ストーンズはこうだとか、ビーチボーイズのハーモニーはどうだとか、クリームの「ホワイトルーム」はスゴイとか、そんな音楽談義をしていましたが、とにかく団十郎さんは60年代のロックやポップスに滅法詳しいです(少年時代にエレキギターとレコードを持って家出したほどですからそれは筋金入りです)。
ミキシングが終わってから、映像編集担当のシンちゃんの家へ行きました(3人の関係については下記リンク参照)。
「
本日発売の本に載りました/テレビの紹介はボツでした」
「
シャンデリアの下でミニコンサート」
曲を聴きながらここの映像はこうしようかとかああしようかと打ち合わせをし、色々とごちそうになり帰宅したのは午前様でした。
新曲はそのうちラジオなどでもかかるかもしれません。というわけで、今年のお仕事は昨日で全部おしまいですので、今日からお正月(喪中ですが)はのんびりウダウダゴロゴロとするつもりです。
団十郎さんといえば、僕が小学生の頃に団十郎さんが出演した映画「トラック野郎」を見に行き感激し、トラック野郎と菅原文太さんのファンになりましたが、お正月にWOWOWにて5作品が放映されるそうです。
以前ブログに書いた作品とはダブっておりませんので、トラック野郎ファンは必見です(以前のブログで「作品の選択理由がわからない」と書きましたが、単純に夏公開作品と、正月公開作品という分類のようです。今回は正月作品の5本です)。
今回放映のもハズレなしの名作揃いです。どれも良いですけど「故郷特急便」の石川さゆりの「か弱さ」と「純情さ」は特筆すべきものがあります(僕はこの映画で石川さゆりのファンになりました。iPodにもアルバムを入れております)。
特に、映画の中で菅原文太さんが石川さゆりのために歌う自作曲「結花に笹げるバーラド(作詞、作局、変局/星桃次郎)」(←字は間違っておりません。念のため)は実に素晴らしいです。
他にも「爆走一番星」のあべ静江の美貌や「天下御免」で有名になった「巡礼定食」、「男一匹桃次郎」のヒロイン役の夏目雅子の美しさや、ばってん荒川さんのモチをすするシーン、「一番星北へ帰る」でおしっこをもらしながら青いバナナが足下に落ちてくる衝撃のシーンと、子供に懐かれない桃次郎が言う涙なくしては見られない感動のセリフなど、見所満載です。
今回は名作と名高い団十郎さん出演作「望郷一番星」は放映されませんが、今回の作品群も黄金のストーリーを堪能できますので、トラック野郎ファンは要チェックです(上品とは言えないギャグやシーンも多々ありますので、家族で見るのはやめた方がいいかも…。まあ僕は小学生の頃から見に行きましたが)。
ストーリーで大好きなのが2作目の「爆走一番星」です。なべおさみの純情ぶりは今見ても感動して涙が出ます。
「トラック野郎」は以前VHSのビデオテープで発売されていましたが、作品によっては左右をカットしたトリミング版でした。これが実にひどいシロモノで、例えば「故郷特急便」で時間が迫る石川さゆりを友達が見つけて説得するシーンなどでは、後ろで全てを理解する桃次郎の表情まで丸々カットされてしまっていました(エンディングに繋がる非常に重要なシーンです)。
もちろんDVD版ではトリミングがなくなり、画質も1億倍ぐらい良くなっていましたが、今回の放送もそれに準じた版だと思います。
菅原文太さんは映画で「一番星」という名前で呼ばれますが、僕が小学生当時入っていた吉川団十郎さんのファンクラブもこの映画にちなんで「一番星組合」という名前で、組合員規則に「菅原文太兄貴を尊敬すること」という項目がありました。
トラック野郎関係の文章です:
「
"トラック野郎"8月に一挙放送/WOWOW」
「
"ストーンズ"と"トラック野郎/御意見無用"」