
街を歩いていて見つけたおじぎびと(おじぎ人)の看板です。工事現場でおなじみですが、これはちょっと変わっているので写真を撮ってきました。
右のおじぎをしている人は理解できるのですが、左の人は何なのでしょう?一緒におじぎをしているわけではなく、隣の男性の頭に手をやっています。
これは「もっと頭を下げろ」と言っているのか、それとも「よしよし」と頭を撫でているのか、はたまた寝癖を直しているのか、僕には意味がわかりません。
2人は知り合いだと思われます。おそらく同じ工事現場で働いているのでしょう。「しばらくの間お許し下さい」というセリフはおじぎをしている右の男性が言っていると考えられます。
そう思って見てみると、右の男性はちょっと落ち込んでいるような表情です。その表情を見て、左の人が一緒におじぎをする事を忘れて「そんなに落ち込むなよ」と慰めているのでしょうか。
本当は2人一緒におじぎをするつもりだったのでしょう。しかし右の男性があまりにも罪悪感に苛まれてしまったために、思わず「おいおい、そんなに悲しい顔をするなよ」と頭を撫でたところを描かれたのかもしれません。
今まで見た中で、一番深いおじぎびとです。