
大好きな「ありがとうの歌」と「三百六十五歩のマーチ」が聴きたくて買ったCDです。
初めて聴く曲もありましたが「東京でだめなら」という歌がとっても気に入りました。「東京がだめなら名古屋があるさ〜 名古屋がだめなら大阪があるさ〜」という一見お気楽な歌で、クレイジーキャッツの「だまって俺について来い」にも通じる内容で非常に良いです。根本はヘヴィなのにそれを笑い飛ばす余裕がある歌です。演歌調のワルツで、尺八のフレーズも効いてます。
「いつでも君は」というは小さい頃にテレビで聴いた記憶があります。今聴くと曲の雰囲気が「ジェンカ」みたいです。
このベスト盤はたまたま見つけたので買ったのですが、後で「真実一路のマーチ」が入ってない事に気が付きました。僕が子供の頃にヒットして好きだった曲なのに収録されていなかったのです。
「真実一路のマーチ」の「♪タンバリンリンリン、タンバリン」というリフレインが好きで、また聴きたいと思っていたのに、うっかり良く曲名を確かめないで買ってしまいました。
それからこのベスト盤には音頭物が全く収録されていません。チータの「 1+1の音頭」という曲がとてもいいと勧められたのですが、まだ未聴です。このように聴きたい曲がまだあるので、そのうち他のアルバムも買わないといけないなあと思っています。
「だめでもともと」「だめでもともと音頭」というのもあるそうですが、このタイトルから、僕が小学校の頃に聴いていたラジオ番組「くず哲也の日曜はダメよ」を思い出しました。この番組はリスナーが自分のドジな体験をカセットに録音して送ります。その体験談が面白くて毎週聴いていました。
番組の合間に、チータの「みなさーん!ダメでもともと!ダメでもともとじゃないっすか!ドーンといきましょー!」というジングルが流されていました。このセリフも大好きでした(追記:このセリフは「だめでもともと」のイントロで使われていました。後に他のCDで確認いたしました。ちなみに「だめでもともと」はラテンアレンジの超名曲です)。
最後に収録されている「OH!演歌だよ」という曲を初めて聴いた時はビックリしました。「♪パンパカパ〜ン 演歌だよぉ〜」という歌い出しで、なんじゃコリャ!と思いましたが、クレジットを見ると作詞が間寛平で、これまたビックリ!作曲は円広志です。でもなかなか良いですよ。最後なんかサンバのビートになってギターのアドリブが入ったりします。
ところで恥ずかしい話ですが、僕は子供の頃からずっと水前寺清子の事を「すいせんじきよこ」だと思っていました。変換する時に「水洗時清子」になるので、おかしいなあと思っていたら「すいぜんじ=水前寺」だったのです。「水洗時」じゃトイレですよね。思い込みはコワイです。
チータは昭和20年生まれですからもう還暦で、大きな売りだった高音も最近では辛そうですが、CDを聴くとやっぱり素晴らしいシンガーだと再認識します。演歌畑なので若い人は敬遠しがちかもしれませんけれど、チータの歌声を聴くと元気がモリモリ出ます。若い方も機会がありましたら「ありがとうの歌」や「三百六十五歩のマーチ」を改めて聴いてみて下さい。いつも心に青空を。
追記:「 1+1の音頭」や「だめでもともと」、「真実一路のマーチ」が収録されているCDも無事入手いたしました。「 1+1の音頭」や「だめでもともと」も実に素晴らしい曲でした。iPodにも入れております。
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「
映画"コント55号と水前寺清子の大勝負"の出演者」