昨日(2010年11月27日)は八王子市まで「ヘブンアーティスト IN 八王子」を見に行きました。
「南口まちびらき記念フェスタ」の一環らしく「ヘブンアーティストがまちをジャック!」というコピーが付いており、午後12時〜4時半の間に、8カ所に31組ものヘブンアーティストが出演するという、豪華な大道芸フェスティバルですが、毎年あるわけではなく、今のところ、今年のみの単発イベントのようです。
出演者も、大人気のパフォーマーの方ばかりです。他の大道芸フェスでは、始まる前から黒山の人だかりになってしまう方々です。
しかし、今回のフェスは、事前情報がほとんどなく、僕はパフォーマーさんのブログで開催を知りまして、公式ページで詳細が発表されたのもギリギリだったようで、こりゃあもしかして、観客は少ないかも?という予想が当たり、動員数はイマイチだったものの、珍しくゆったりのんびりと大道芸を楽しむ事ができました(観客が少ないのは、もちろん残念ではありますが)。
まずは午後12時から、大ファンである番台家謝謝さんのステージを見ました(公式サイトは
こちら)。
番台家さんのショーは、あちこち見に行っておりますが、いつも大笑いして幸せな気分になれます。
最初のステージは、リンゴをかじりながらのジャグリングや、ディアボロ、おとぼけシアターのタイタニックなど。ほとんど喋らず、サイレントのままショーをやり切りました。
場所を移動し、サラリーマン兼ヘブンアーティストである、やっちゃんのステージを見ました。
ダジャレ満載のステージや、マジックに、子供たちにツッコミを入れられながらのショーでした。
観客から「そんなバナナ〜」とオチを事前に言われてしまい、焦るやっちゃんが可愛かったです。
現在、パフォーマーの皆さんがBGM用に使う機材は、ほとんどがiPodなのですが、やっちゃんは珍しくカセットテープで「少々お待ち下さい。アナログなんです」と説明しながらテープを交換していた姿も良かったです。
ショー終了間際、もし楽しかったら投げ銭を、と申し訳なさそうに小さな声で少しだけ言っておりましたが、投げ銭用の帽子や箱などがありませんでしたので、僕と僕の彼女が、後片付けをしているやっちゃんに、そのまま投げ銭をお渡ししたら「ああ!これはありがとうございます、すみません!すみません!」と非常に恐縮されました。とても腰の低い、人の良さそうなパフォーマーさんです。
やっちゃんの後は、2度目の番台家謝謝さんのショー。
1回目のステージとは若干内容も変わりまして、観客もたくさん集まり、大受けしていました。
バスを宙に浮かせるマジックもキマりました。
また場所を移動したら、加納真実さんがショーをしていたので、途中から見ました(公式サイトは
こちら)。
こちらもいつものように大受けしておりまして、投げ銭の時に、握手をしていただきました。
ウォーキングアクトのSPECさんが通りかかったのでカメラを向けたところ、立ち止まってポーズを取ってくれました(公式サイトは
こちら)。
この背の高さで、ロックンロールに合わせて3人がシェイクして踊ります。すごい迫力です。
セクシーの使者、セクシーDAVINCIさんのショーも見ました(公式サイトは
こちら)。
セクシーを広めるために活動しておりますが、そのセクシーさに観客も魅了されておりました。
ノリノリで盛り上がりましたが、実はセクシーDAVINCIさんは、バトンの名手でありまして、その見事なバトンさばきに、僕も彼女も感動いたしました。
投げ銭の時に、セクシーDAVINCIさんは名刺を配りますが、これは全部手書きです。1枚1枚、mixiのコミュやTwitterアカウントをご自身で書いた名刺を渡しています。なかなかできない、素晴らしい事です。
ヨコハマ大道芸や、野毛大道芸でも見た「人間美術館」の雪竹太郎さんのショーも楽しみにしておりました。
僕が雪竹太郎さんを知ったのは、もう20数年前で、原宿のホコテンで良く見ておりました。もうその頃には有名な人で、世界的な大道芸大会でもグランプリを受賞しています。
始まる前に少し雪竹さんとお話をし、ショーを見ました。
もうすぐ11月も終わる寒い日でも、雪竹太郎さんは半裸でショーを行います。
あまり人通りが多くない場所でのショーでしたので、いつもは人でいっぱいの雪竹太郎さんのステージを、のんびり楽しむという贅沢をして参りました。
おかしかったのは、車道に面した公園でしたので、信号待ちをしている車のそばに行って「ムンクの叫び」を披露していた事です。
きっと車に乗っていた人は、急に半裸で白塗りの人が「ムンクの叫び」の顔で現れたので、驚かれたと思います。
観客が少なめの場所でしたので、会場整理をしていたスタッフの人もショーに駆り出されていました。
下の写真は、スタッフの人と雪竹太郎さんによる、ミケランジェロの「天地創造」です。
日が暮れてから、他の場所でもう1度雪竹太郎さんのショーを見ました。
関東地方の大道芸フェスでのウォーキングアクトとしておなじみ、みたまさんもカメラを向けたらニッコリ笑って立ち止まって下さいました。
みたまさんの下駄は、歯がひとつだけの下駄です。これで長時間歩き回るのですから、プロはやはりスゴイのです。
31組も出るのに、各パフォーマーのショーの回数は2回だけでしたし、観客数も多くなかったためか、各パフォーマーさんたちが、自分のショーの空き時間などに、他のパフォーマーさんのショーを楽しんでいる姿をよく見ました。
宣伝不足の感は否めませんし、いただいたスケジュールのプリントには、開催場所の地図さえ載っておりませんでしたが、僕が見かけた現地のスタッフは一生懸命頑張っていたと思います。
僕は、公式サイトの地図やスケジュールをプリントアウトして持って行ったおかげで、大変助かりました。配っていたスケジュール表に地図がなく「○○公園」とか「○○入り口」とだけ書いてあったのは、地元の人だけを対象にしていたのかもしれません。本当なら、この出演者でしたら、間違いなく多くの観客動員数を望めるのですけどね。
これで本当に今年の関東地方の大きな大道芸フェスはおしまい。
僕はまたあちこちに見に行きますが、来年春からの大きな大道芸フェスも、今から楽しみにしております。
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