というわけで、右足の薬指を骨折してしまったわけですが、昨日、病院で添え木をしてもらい、包帯でグルグル巻きにされてから、とにかく不便なのであります。
右足首はまだ腫れ気味で、病院で教わった歩き方(足の指を曲げないよう注意しながら、足を真上に上げて歩く)は、とにかくノロくて不自然にしか歩けませんし、日常でも無意識に右足をかばっているらしく、体の節々が痛かったりもします。
そして「包帯を巻いている足は絶対に濡らさないように」と言われましたが、この真夏にお風呂に入らないわけにもいきません。
どうするかというと、病院で教わった通り、右足にビニール袋をスッポリとかぶせてシャワーを浴びるのです。これがまた大変。
ただビニールをかぶせるだけでは不安ですので、指のあたりにタオルを巻いてビニールをかぶせました。
思いついてやってみて良かったのが、フクラハギのあたり(シシャモ付近)に、ハチマキのようにタオルを巻いておくと、流れたお湯がそこで止まってくれるので、とてもよろしいです。
そしてバケツをひっくり返し、座って右足を乗せてシャワーを浴びると完璧です。
病院で教わった歩き方は、とにかくノロノロとしか歩けませんし、変に右足をかばうためか、おかしな部分に力が入ってしまうので、今日、彼女に頼んでステッキを買って来てもらいました。
うちの婆ちゃんも足が悪かったので、ステッキの愛用者だったのですけど、ステッキには数千年の歴史があり、日本でも大正時代の末から昭和初期までは若者がステッキを持ち歩くのが流行したそうで、僕も以前から魅せられておりましたが、欧米のようにファッションで持つのではなく、まさか骨折して買うとは思ってもみませんでした。
少し使ってみましたが、結構楽で、立つのも楽です。注意点は、怪我した足の反対側の手に持って使うという点です(僕は右足の怪我なので左手にステッキを持ちます)。
偶然にも、最近「ウルトラマンレオ」を見ていましたが、レオの中のモロボシ・ダン隊長も杖をついております。
僕のステッキは、ダンのような武器にはなりませんが、そのうち魔法ぐらいは使えるようになるでしょうかねえ。
そんなわけで、今日は実はスタジオにてレコーディングのディレクターをする日だったのですけど、足の様子から行くのを断念し、ご一緒するはずだったマイケルさんに全てお願いしてしまいました。
僕が何度か歌の指導をした新人歌手で、僕も1曲アレンジを担当していたので、立ち会えなかったのが本当に残念です。
怪我のため、色んな方々に迷惑をかけております。申し訳ありません。
今日は家でアレンジの仕事をしておりましたが、早く良くなって(といっても治るまで1ヶ月位かかるそうですが)、またたくさん良い音楽を作ろうと思う所存であります。
甚だ簡単では御座いますが、本日の骨折のご挨拶とさせていただきます。