「昨日は麻布で一流ミュージシャンとレコーディング」
KENNYの音楽のお仕事
昨日は西麻布のレコーディング・スタジオ「0 Studio」のAスタジオでレコーディングでした。
とは言っても、カップリングで発売される曲の、僕のギターパートはもう録音済みですので、立ち会いです。
↓スタジオの別の大きな写真はこちらです。
http://twitpic.com/1oltxl
メンバーがスゴイ。超一流のスタジオ・ミュージシャンの方々です。
ドラムがバリバリのロックからジャニーズ系まで幅広く名演を残している名ドラマーの、そうる透さん(お話して握手までしていただきました)、ギターはSHOGUNやもんた&ブラザーズにいらして、現在は長渕剛さんのツアーメンバーの角田順さん(ヒット曲「ダンシング・オールナイト」のギターソロはこの方の演奏です)、ベースは元キャンディーズのバックバンドだったMMP、後のスペクトラムの渡辺直樹さん(僕の中学時代からの愛聴盤であるキャンディーズ「早春譜」でミキちゃんと共同で作曲しています)、キーボードはダディ竹千代&東京おとぼけCATSで「蛤三太郎」の異名を持ち、八神純子さんや岡村孝子さんのツアーメンバーやアレンジを手掛けた田代修二さんという、とても豪華で贅沢なメンバーの方々でした。
もうワンテイクでOKみたいな凄腕の方々ですから、音録りも早い早い。あっという間に最高の演奏をし、OKテイクを録ってしまいました。
リズム録りが終わり、シンセのダビングをし、ギターをハモらせて何度もダビングをし、オケの完成です。
レコード会社のディレクターさんや、ミキシング・エンジニアなどの人たちとプレイバックを聴いていると、ずっと残って下さっていたキーボードの田代修二さんから「別に使わなくてもいいですから、ピアノを入れてみませんか?」という提案があり、それじゃあ試しに弾いてみて下さい、という事になり、弾いていただくと、みんなビックリの素晴らしいサウンドになり「これで行きましょう!」と即決。
ピアノのダビングが終わり、田代修二さんがコントロール・ルームに戻って来た時には、みんなで拍手でお迎えしました。
キーボード奏者というだけでなく、例えば岡村孝子さんのヒット曲「夢をあきらめないで」は田代さんのアレンジですし、こうすればもっと良くなるというアイディアを自ら出して下さったのですね。さすがです。
戻っていらしても「ピアノの音は小さくて構いませんし、使わなくてもいいですから…」と控え目な態度なのですけど、ディレクターさんたちが「いやいや、これはもうしっかり使いますので」と言うと、照れながら「じゃあもう逃げます」と言ってお帰りになりました。
エンジニアの3名と、アレンジを手掛けた盟友目黒さん、歌手のマサキさんとレコード会社のディレクターさんが残り、音のデータの受け渡しやラフ・ミックスをし、午後6時に終了。
やっぱりいいなあ、SSLのコンソール。
ちょっと飲みに行きましょうか、という事になり、マサキさん、目黒さん、レコード会社のディレクターさんと僕の4人で、タクシーで渋谷へ移動。
発売されるCDのクレジットの事や、プロモーションに関する話から、少年時代に影響を受けた音楽の話など、ビールを飲みつつワイワイと盛り上がり、次の日はヴォーカルのレコーディングですので、午後8時に早めにお開き。
シンガーのマサキさんは、乾杯の時にビールを1杯飲んだだけで、レコーディングに備え、その後はウーロン茶でした。「すごいオケだから、歌が負けないようにしなくちゃなあ」と言っておりました。
今日はホームグラウンドのレコーディングスタジオで2曲分の歌録りで、こちらにも立ち会います。
CDは7月末にメジャーレーベルから発売される予定です。
というわけで、昨日のレコーディングレポートでした。