
昨日は両国国技館まで高専ロボコン2008全国大会を見に行って来ました(公式サイトは
こちら)。去年見に行った時に、このブログに「7回目」と書いたのですけど、よく数えてみたら、今年で9年連続で見に行っている事が判明。もう僕も筋金入りのロボコンファンですね。国技館は、2階席の1番上まで観客で埋まっておりました。
今年は多足歩行でスタートし、途中から二足歩行のロボットがゴールを目指すというルールで、とうとう高専ロボコンも21年目にして二足歩行まで到達したのかと感慨深く思いました。車輪を使っての移動は禁止されていて、きちんとロボットが歩いて競技をしなければいけません。
今年はオープニングの太鼓やブラスバンド、ゲストのバンドの演奏などもありませんでしたが、アシモ君がルール説明や判定員、賞状を渡す役を務めたりと、いつも以上に活躍しておりました。
入場行進で、小山高専の選手が「あさってからテストだ〜!」と叫んでいたのが面白かったです。テスト前にロボコンの全国大会があるのでは、ほとんど勉強時間も取れないのではないでしょうか。
それぞれのチームが製作する自己紹介ビデオの編集も凝っていて 長岡高専の「続きはWebで」にはウケました。
今年は速くゴールする事と同時に、ロボットのパフォーマンスも重視されるという独特のルールでした。
ロボットの形態も様々で、中でも大車輪をしたり、逆立ちをしたり、転んでも起きあがる津山高専のロボットにはビックリ!阿南高専のまるで生物のような動きのロボットにも驚きました。
こちらは釧路高専のペンギンさん。
可愛いですけど、途中で空気が抜けてしまいました。
こちらは一関高専のオニさん。
独特の歩き方をして、会場が大いに沸きました。
個人的に応援したのが、小山高専のツチノコのロボットです。
ピョコンピョコンと飛び跳ねるツチノコが気に入り、以後ずっと応援いたしました。
大分高専は、かぼすから出てきたロボットが、なんとなく、かとうけんそうさんのマンガ「
いぬちゃん」に似ていて、とても可愛かったです。
本当はもちろんいぬちゃんじゃなくて、大分国体のマスコットの「
めじろん」なのだそうです。
徳山高専のおサルさんも可愛かったです。
鹿児島高専のロボットは、2人のロボットが運ぶ籠から、お姫様が登場してビックリ!
障害物であるハードルの乗り越え方も工夫されていて、その斬新な方法に観客の皆さんも驚いていました。姫が歩くと、選手たちが土下座をするパフォーマンスも楽しかったです。
競った茨城高専も、籠から水戸黄門が出てくるというロボットを製作していました。
1回戦の13試合では、アシモ君を参考にロボットを作ったという岐阜高専の対戦相手がいなかったので、サプライズでなんとアシモ君と一緒に競技をするという展開になり、岐阜高専の選手も、お客さんも大喜びでした。
白熱した試合が続き、優勝者が決定しました。

↑優勝の瞬間
最高の栄誉であるロボコン大賞は、僕が予想したチームが受賞しました。結果は、12月30日にNHKで放送されますので、そちらをご覧下さい。受賞した選手たちは嬉しさのあまり泣いていました。僕もそれを見て胸が熱くなりました。
今年のルールは、相手への妨害行為が入る余地もなく、それぞれのロボットの面白い部分がわかりやすかったように思います。若きエンジニアたちの素晴らしいアイディアを堪能いたしました。
また、もう1度見たいロボットを子供達が投票し、再び出てきて特別試合をするという趣向も楽しかったです。
最後はピットの人たちもみんな出てきて手を振ってお別れ。感動的でした。
来年も、ぜひ見に行きたいと思います。
ロボコン関係の文章です:
「
高専ロボコン2009全国大会を見てきました」
「
高専ロボコン2007全国大会を見てきました」
「
高専ロボコン2006全国大会を見てきました」
「
ロボコン」
「
高専ロボコン2005全国大会を見てきました」