
昨日は新宿スモーキンブギでのライヴでギターを弾いて来ました。
いや〜楽しかった楽しかった。ノッたし本当に楽しんで演奏できました。汗だくになってしまい、汗で顔が溶けそうにもなりましたが。
ライヴ前にスタジオへ入り、構成などを確認しつつリハーサルをし、会場入りして再びリハ。ドラムなしでのリハだと各アンプの音量を決めにくいので、僕が何曲かドラムを叩き、開場ギリギリまで音のチェックをいたしました。
ライヴの第一部は「不思議なバレットさん」こと、どるたんの弾き語りのコーナーです。シド・バレットさんやピンク・フロイド、それに初披露のオリジナルも2曲演奏されました。
ドラムは元ジューシィ・フルーツのドラマーの高木利夫さんで、9時頃に到着予定のところを、頑張って8時頃に来てくれまして、ドラムのセッティングなども済みましたので、不思議なバレットさんも早めにステージを終えて第二部「不思議なバレッツ」のセッティングになりました。
不思議なバレッツのお2人がなかなか出て来ないなあと思っていたら、どるたんと山本さんが衣装替えをして出てきて盛り上がり、そのままライヴに突入です。

↑山本さんとどるたん
山本さんのヴォーカルから始まる1曲目「シャットダウン」からから全員でドーンと行きました。どるたんと一緒にピョンピョン飛び跳ねたりして、本当に楽しかった!
キーボードのィトー・カラテさんは片手でキーボードを持ち上げながら鍵盤を弾くという荒技を見せ、そのせいでキーボードの電源が落ちてしまうという、実にロックなトラブルもありました。

↑キーボードを抱え上げて弾くィトーさん
エリ・スカイウォーカーさんも、サックスとEWI(ウィンドシンセ)を持ち替えつつ熱演していました。
昨日は不思議なバレッツのオリジナル曲を計9曲演奏しましたが「あと2曲でおしまいです」と言うと、客席から「え〜!?」という声があがり、山本さんが「体力が続かないので…」というMCをすると、お客さんも僕らも大受けでした。
お客さんも一杯で、大変に盛り上がり、楽器を置いてもアンコールが鳴りやまないので再び楽器を持ちました。
アンコールの「貧血」のエンディングでは、どるたんがメンバー紹介をしながら、各自にソロを回します。「リードギター、KENNY!」と僕の紹介があってリードを弾き始めたら、ィトー・カラテさんが自分の番だと思ったようで、僕とィトーさんのツインリードになり、まるでリッチー・ブラックモアとジョン・ロードのような気分でした。

↑僕とィトーさんのツインリード!
その後に「キーボード!ィトー・カラテ!」という紹介の時は、もうィトーさんはソロをやりきった後で「あれ?もうソロやったよ?」という感じでしたが、僕たちが「いけいけ!」という仕草をしたら再びギャロギャロ〜!と激しいソロを弾いてくれました。
ドラムの高木さんのソロの時には、高木さんには「いや、俺はソロはいいです、いいです」という奥ゆかしさがありましたが、僕らがドラムを叩く仕草をして「いけいけ!」という感じでアイコンタクトしたら、ソロを叩いてくれました(実はメンバー紹介のソロ回しは当日に突如決まりましたので、高木さんは知らずにステージに上がっていました)。
お客さんも楽しんでくれたようで良かったです。
ステージが終わってから「みんなで記念写真を撮ろう」という事になり、全員でパチリ。
今回僕は元ジューシィ・フルーツのメンバーさんが参加してくれるというので、イリアさんのメインギターだったのと同じブギーというギターを弾きましたが、ステージ後には残念ながらどうしても都合が付かずに来られなかったイリアさんと電話でお話いたしました(また機会がありましたらお越し下さいね)。ブギーは調整したせいもあるでしょうけれど、全然チューニングが狂いませんでした。ステージで使ったのは初めてですけれど、これから僕のメインギターの1台にしたいと思います。
僕のステージでのトラブルですが、何もしていないのにエフェクター(ギターの音を加工する機材)が2度ほど切り替わってしまい、ハードな音でのソロの時にクリーンな音になってしまったのと、クリーンな音の時に、ハードな音に勝手に切り替わってしまった部分がありました。普通は足で踏んで音色をセレクトするんですけど、シールド(ギターをつなぐコード)が当たるか何かして切り替わってしまったのかもしれません。
しかしステージではもう完全燃焼しました。思いっきりできました。ライヴが終わった後も「すごく良かったです!」と言っていただきました(この言葉が何よりも嬉しいです。ありがとうございます)。ステージ後に僕は「楽しかった〜!楽しかった〜!」ばかり言っていたような気がします。
高木さんが参加して下さったのも嬉しかったです。昔はただのファンとしてレコードを聴いたり、テレビやステージを見たりしていましたから、一緒に演奏できて本当に光栄でした。ずっと音楽を続けていると、こういう夢のような事も起こるんですね。僕のプレイも気に入っていただけたようで、光栄の至りです。みんなの演奏や歌も最高でした。
またこのメンバーでライヴができたらいいなあと思います。お越し下さった皆さん、スタッフの皆さん、メンバーの皆さん、ありがとうございました。