
「森の小人」という歌に「ドンジャラホイ」という歌詞が出てきますが、これはどんな意味なのかと思いを巡らせてしまいます。
英語など外国の言葉ではなく、きっと創作された言葉なのでしょう。小人さんが踊っている場面で使われている言葉ですので、その時に鳴っていた音を擬音化したのではないでしょうか。
僕は「ドン」は太鼓の音、「ジャラ」は鈴など金物の鳴り物の音、「ホイ」は小人さんのかけ声だと思います。これを組み合わせて「ドンジャラホイ」。本当は違うかもしれませんが、そんな感じがします。
「太鼓叩いて笛吹いて」という歌詞もありますので「ドン」は太鼓の音でしょうけど、笛の音がありません。でも笛の音を絡めた「ドンヒャラホイ」とか「ドンピーホイ」ではちょっと間の抜けた感じがしますので、やはり「ドンジャラホイ」というゴロの良さにはかないません。
考えれば考えるほど「ドンジャラホイ」という言葉はスゴイと思うのです。
そしてこの曲を自分のソロ・アルバム「民族の祭典」の1曲目でカヴァーしたヒカシューの巻上公一さんもスゴイと思うのです(僕は「森の小人」というと、まずこの巻上さんヴァージョンを思い浮かべます)。
太田裕美さんも「どんじゃらほい」というアルバムを出しています。「森の小人」も歌っていて、こちらは幼児向けのアレンジです。
でも実はこのアルバムの楽曲はチャクラや水族館レーベルの「陽気な若き博物館員たち」に参加していた近藤達郎さんや、MA*TOさんがアレンジや演奏をしていますので、ちょっと一筋縄では行かない個性的なサウンドです。アルバム名を「どんじゃらほい」にしたセンスに大拍手。
このように「ドンジャラホイ」は本当にスゴイのです。「ポンポコピー」を考えた人ぐらいエライです(ポンポコピーについてはいつか書くかもしれません)。
関連文章:
「
人類は『ボヨヨン』という語感が好きである」
「
コケジャラホイチャカチンポコペン」
「
殺しのブルース/巻上公一」