
一昨日の発売日に買ったドリフDVD BOX第二弾ですが、まだ未購入の方もいると思うのでネタバレにならない程度にレビューいたします。
まず第一弾と大きく違うのは、ゲストの肖像権をクリアした事で、ゲストと絡むドリフのコントが収録されています。これはかなり大きいです。オープニングとエンディングの歌もきちんとフル収録されています。
肖像権のクリアのおかげで「早口言葉」の長さんの異常なノリの良さも堪能できるようになりました。ジュリーの器用さ、桜田淳子の演技のうまさ、高田みづえの体を張ったコントなども見事です。僕の好きなキャンディーズも加トちゃんとのコント、志村とのコント収録の他、少年少女合唱隊やオープニングとエンディングの姿も見られて嬉しいです。ゴールデンハーフが見られるのも嬉しい!
天地真理ちゃんの姿もありますが、真理ちゃんはドリフの映画でも2本ぐらいに出ていたのを見ましたし、僕が小さい頃にドリフとコントをしていたのを憶えているので、結構全員集合にも出ていたのだと思います。
前回は未収録だった荒井注も見られて嬉しいです。短いコント2本と72年のコントだけですが「授与式」には本気で笑いました。メッチャクチャ面白い!長さんの著書「だめだこりゃ」にも書いてありましたが、荒井注がふてぶてしいのでいじめられキャラになっても全然悲壮感がないんですね。ただただ見て笑っていればいいのです。最後の荒井注のブチ切れ方もスゴイですが、オチももの凄くて腹を抱えて大爆笑しました。
72年の荒井注時代の前半コントですが、僕の小さい頃〜小学校ぐらいまでは荒井注時代のドリフだったので、本当に懐かしく見ました。5人が自分の役割をそれぞれきちんとこなしているのが感動的です。いつもの長さん、ふてぶてしい荒井注、運動神経が良い仲本工事、体重が重い高木ブー、いたずらっ子のような加トちゃん。その5人の個性が絶妙なバランスで組み合わされている舞台で、もっともっとこの頃のドリフを見てみたいと思いました。
「東村山音頭」も収録されましたが、これは「一丁目」で様々な衣装があったので、他のも見てみたかったです。特にバレエの衣装に白鳥の首が付いた衣装は今度ぜひ収録して欲しいです(テレビでキャンディーズのリアクションが素晴らしいのを見ましたが、ぜひ入れて欲しい!)。
「東村山音頭」は僕が小学校6年生ぐらいの時で、僕も当時レコードを買いました。「三丁目」を作詞作曲したのは実は長さんなのですが、長さん自身が作った「三丁目」を歌う志村を長さんが「やめなさい!」と止めているのが面白いです。
前回のDVDで大爆笑したのが、当時ドリフ見習いのすわしんじですが、今回はカッパ役で登場しました(前回はミイラ役)。短い出演ですが、その芸術的とも言える素晴らしい動きに感動&爆笑しました。印象的だったすわしんじのブルース・リーも次はぜひ見てみたいです。
少々ネタバレになりますが、ビックリしたのが学校コントの英語の授業で「(英語で)馬は?」と聞かれて、仲本工事が「やめました」と答えている事です。実はこの5ヶ月前に、仲本工事と志村けんの競馬のノミ行為が発覚し、2人は全員集合の出演を約1ヶ月間謹慎していたのです。
「馬は?」「やめました」と答えたあと、客席から“大人の笑い声”がジワジワと沸き上がるのが興味深いです(子供は意味がわからないようでほとんど無反応です)。その後に仲本工事が苦笑いして頭を抱えながら「言いたかねえなこりゃ」と思わずつぶやいて志村けんに突っ込まれていますが、この自虐ネタを取り入れていたのには本当にビックリしました。この観客の“大人の含み笑い声”が非常に面白いです。
今見ると前半コントのセットの凄さにも驚きますが、舞台で大量の水を使ったギャグにもビックリします。こういうのを毎週生放送でやっていたんだなあ。何と良い時代だったのでしょう。有名な停電や火事のダイジェストも収録されていますので、実はトラブルも多くて大変だったのでしょうけどね。停電の時はさすがの長さんもうろたえてますが、それに対して加トちゃんが大喜びなのが面白いです。
次にまたDVDが発売されるとしたら「ウンコチンチン」「どうもスンズレイしました」「いや〜まいったまいった」「タバコ、する?」「あ、いかりやに、あ、怒られた」「1234やったぜ加トちゃん」「なんだバカヤロー」「ジャンボマックス」合唱隊での志村のファンキーな「ア〜ア!」、そして「体操コーナー」をぜひ入れて欲しいです。「チョットだけヨ」は2パターン収録されていますが、もっと他のも見てみたいです。「ジスイズアペン」も他のパターンが見たいです。第三弾も絶対に出して下さい!