
昨日、髪を脱色しました。僕の髪は、本当に見事なほど真っ黒なので「1回で髪全体をまぶしい明るさのブロンドヘアにできるブリーチ剤です」という宣伝文句のこのブリーチ剤でも、あまり色が抜けません。まあそれでも僕には真っ黒な髪は似合わないので、たまにブリーチするのですが。
ロックバンドをやっていると、周りには長髪やら金髪がウジャウジャいました。僕が10代の頃はメッシュを入れるのが流行っていたので、僕も髪をピンクや金色にしていました。周りの友達も赤や金などに染めていました。
10代の頃はまだいいのですが、20代になってバンド仲間が集まると、段々と髪の話題が多くなって来ます。「○○君、髪がかなりヤバイらしくて悩んでる」「あ〜かなり強烈な金髪だもんねえ」などという会話が増えるのです。
髪を染めていなくても、かなりキツ目のパーマをかけたり、ライヴの前にはスプレーで髪をカチカチに固めたりというのが当たり前です。そりゃあ髪も痛みます。おまけにバンドマンは貧乏ですから、自分たちで染めます。美容院できちんと染めたりしないのです。髪を染めて銭湯で洗い流して、番台のオヤジさんに怒られた友達もいます。当然ヘアケアの知識もありません。
30代を過ぎると、もう髪の話は日常会話です。友人とメールのやり取りをしていて「じゃあそろそろ
リアップして寝るよ」などという内容が普通になります。
僕も20代半ばまではカーリーヘアだったので、かなり髪が痛んでいました。それでパーマをかけるのをやめました。40歳近くなるまで、背中まである長髪ではありましたが、パーマはやめたのです。ここだけの話ですが、僕の親戚関係はあまり豊富な頭髪に恵まれていませんので、遺伝があるのでは…と思ったのです。
40歳近くになった頃に、これなら大丈夫かなと思い、また髪を金髪にするようになりました。10数年様子を見た結果です。
あの頃、無茶をしていた仲間達は、今どうしているでしょうか。もう音信不通のバンド仲間も多くいますが、今は中年なので落ち着いた生活をしている者も多いと思います。髪を大事にしているでしょうか。