「原田知世シングルコレクション '82〜'88/原田知世」
懐メロ 歌謡曲

原田知世さんが数日前に結婚されたそうですので、今日は原田知世さんのアルバムのレビューにしたいなあと思いましたが、仕事で仙台にいるのでCDは東京で手元にないしなあ…と思いつつ、一応iPodの中身を見てみたら、この「シングルコレクション」が入っていたので、このアルバムのレビューにします。
このベストはそうそうたる作家陣が曲を提供していますが、何と言っても大貫妙子さんの「地下鉄のザジ」でしょう。
最初は大貫さんのヴァージョンで知り、その後、原田知世さんも歌っているのを偶然テレビで見たのですが、今では大貫さんの同曲よりも原田知世さんのヴァージョンの方が好きなぐらいになってしまいました。
ちなみにアレンジはどちらも清水信之さんで、全くと言っていいぐらい同じアレンジです。ただ歌っている人が違うだけ、という感じです。
歌の上手さは圧倒的に大貫さんの方が上なのに、原田知世さんのヘタっぴな歌には何とも言えない味と可愛らしさがあって非常に良いです。
原田知世さんは大人になってからはご自分でも作詞や作曲をするようになり、歌もとても上手になりましたが、初期作品の歌のヘタっぴさも心地よいです。浅田美代子ちゃんにも言えますが、本当に何とも心地よいヘタっぴさなのです。何度も聴きたくなる、絶妙なヘタっぴさ。
「ときめきのアクシデント」という曲も好きです。作詞・来生えつこ、作曲・来生たかおの黄金コンビ作ですが、微妙なメロディーラインが最高です。コードとメロディーが半音でぶつかったりしてるのは、わざとそういう風にしたのでしょう。歌うの難しかったでしょうね、きっと。
あと思い出しましたが「ナイアガラで恋をして」という大滝詠一御大のトリビュート盤で「夢で逢えたら」を歌っていましたね。東京に戻ったら改めて聴いてみます。
ご結婚おめでとうございます。
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