
昨日のゴールデンタイムにテレビで懐メロの特集をやっていました。ここ最近、歌謡番組が多いですね。懐メロファンの僕にはとても嬉しい事です。というわけで昨日の出演者でもあった伊藤咲子のライヴLPをご紹介。
1976年1月22日に中野サンプラザで行われたライヴを収録したLPです。このアルバムは当時買った物ではなく、1〜2年前に必死に探して買いました。約30年も前のレコードなので、なかなか見つかりませんでした。やっと手に入れた時は嬉しかったなあ。
伊藤咲子はアイドルの中でも抜群の歌唱力を持ち、ささやくような歌い方からダイナミックに歌い上げる歌唱法まで、自由自在です。ライヴを聴いても非常に上手いです。とても17歳とは思えません。
選曲が時代を感じさせます。「白い色は恋人の色」「恋の季節」「恋のダイヤル6700」なんて曲も選ばれています。「恋のダイヤル6700」はゲストの井上忠夫が作曲なので選ばれたのでしょうね(もう1人のゲストは三木たかし)。まだ自分のヒット曲も少ないのでシングル曲は「ひまわり娘」と「乙女のワルツ」だけです。
このラストの「乙女のワルツ」がスゴイ!コンサートに感激してワンワン号泣しながら歌っているのです。もう発声などもメチャクチャですが、これが何とも聴いていて感動します。もうこの泣き声の「乙女のワルツ」だけのためにこのアルバムはあると言ってもいいぐらいです。アルバム・タイトルの「初恋」もこの曲の歌詞から取られたものでしょうし、このコンサート自体も「乙女のワルツ」に始まり「乙女のワルツ」で終わる構成になっています。
しかし実はこの「乙女のワルツ」はカラオケです。石川晶が率いる生バンドがいるのですが、この曲の編成はゴージャスなのでレコードそのままの音にしたのでしょうね。と言っても、そのオケに更に生バンドのパートが加わり、いっそう豪華な音になっていますが。
ちなみに昨日、伊藤咲子が歌ったのは「ひまわり娘」でした。テレビではこればっかりで「乙女のワルツ」は本当にたまにしか歌いませんねえ。「乙女のワルツ」をもっと歌って欲しいのですが。もちろん「ひまわり娘」も大大大好きなんですけどね。