2008/8/31

ファブ・フォーの誕生 Beatles物語A  A Hard Day's Night

さあて、と。
泣いても笑っても今日で夏休み終わりです

ヤッホー! ヤッホ〜ヤッホ〜
          
   犬のように喜び庭かけまわるGORICOさん

これでもう、毎日のように朝ごはんのあとすぐ
「今日のお昼、何?」ときかれなくてもすむし
仕事で頭を抱えているときに
ギターの音で邪魔されなくてもすむ……

しかーし。

ヘイブル息子がいなくなると確かにせいせいするが
ブログのネタが激減してしまうかも……

ま、人生楽ありゃ苦もあるさ(違うか)

とりあえず、ビートルズ物語を展開するあいだ
話題が見つからなかったときのために
新コーナーを開設することにいたしました。

単なる思い付きですけどね。

題して……

今日のヘイブル君


この前、息子に「倫」という字を説明しようと思って

「倫理のリンだよ」と言ったら

「え〜 わかんないなあ……」

そこで「にんべんに、こうしてこうして……」と書いてやった。

すると、ひと言。

「なんだ、不倫のリンか」

おい。
倫理を知らないお前がなんで不倫を知ってるんだ!

ちなみに息子の定義によれば
不倫は「浮気のもっと進んだやつ」だそうです。
いまどきの中2、侮れません。



それでは「4人がビートルズだった頃」の第2話……

「ファブ・フォーの誕生」です。


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。


デッカの不合格通知を受けたブライアン・エプスタインは
その後もビートルズをレコードデビューさせようと奔走した。
そんな中、ふとしたきっかけで
EMIのプロデューサー、ジョージ・マーティンを紹介される。

デモテープを聴いてオリジナル曲を気に入ったマーティンは
1962年6月6日、テストをおこなうため4人をスタジオに呼んだ。
これが、その後7年あまりにわたって
213曲のほとんどすべてを録音することになるアビーロード・スタジオだ。
そして、テスト結果は見事合格。
ファブ・フォーのレコードデビューが決まる。

ただし、1つだけ問題があった。
マーティンはピートのドラムが気に入らなかったのである。
ほかの3人もピートとの関係に限界を感じ始めていた。
そこで、デビュー直前にメンバーチェンジ決定。
新ドラマーはハンブルクで3人と親しくなったリンゴ・スターだ。

もちろん“切られた”ピートの失望は察するに余りある。
このやり方に激怒して離れていったファンも大勢いた。
それでも、もしドラマーがピートだったなら
ビートルズが数々の神話を産み出すことは決してなかっただろう。

こんな紆余曲折を経て新生ビートルズが
「Love Me Do/P.S. I love you」でデビューしたのは1962年10月5日。

ファブ・フォー(素敵な4人組)の誕生である。


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。


それでは今日のリリックを。
ファブ・フォー初の主演映画「A HARD DAY'S NIGHT」
封切りと同時に発売された同名のアルバム最後の曲です。

出だしのところを訳してみると
なんかピートの恨み節みたいな気がしちゃうんですけど……


「ねえ 
ぼくを傷つけるんなら出て行くよ
でも いつか戻ってくるけどね
前にもさよなら言ったことがあるけど
ちゃんと戻ってきただろう?
だって 愛してるんだよ
君がいないと生きていけない
そうさ 君でなくちゃダメなんだ」


You know
If you break my heart I'll go
But I'll be back again
Cos I told you once before goodbye
But I came back again
I love you so
I'm the one who wants you
Yes, I'm the one who wants you
oh....

("I'll be back"より)


こうして“まあまあ”のデビューを果たしたファブ・フォー。
その後は本人たちさえ予期できなかったような
ものすごい熱狂のうねりに呑み込まれてゆきます。

では、次回をお楽しみに……



213曲まで、あと11曲。

『A Hard Day's Night』の収録曲が終わりましたので
アルバムジャケットをご紹介しましょう!


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2008/7/13

マジメに神様の話  A Hard Day's Night

ここ数日の暑さで夏バテ気味です
ブログの更新も滞ってしまいした……

とはいえ、この記事をもちまして213曲制覇まであと20曲
気を取り直して
フンドシのひもを締め直して(ぇ?)
がんばりますよっ

さて……突然ですが皆さん。

あなたは神を信じますか?

これって昔よく、新宿の路上を歩いてると引っ掛かりましたね。
いかにもアヤシゲな外国人が
「チョッ〜ット、イイデスカァ〜?」と近づいてきて
上記の質問をいきなり浴びせるのだ


で、マジメに本題。

いろんな場所で言ってるようにGORICOは無宗教のカタマリだけど
無神論者ではありません。

感覚としていちばん近いのは、日本古来のアニミズム。
万物に神が宿るという、あれですね。
おじいちゃんの家には「かまどの神様」や「便所の神様」がいたし
茶碗や鉛筆にも神様が宿ってるから
粗末にしちゃいけないと、小さいころから言われて育ってきた。

だから私はマジメに神様を信じてます。
そして最高位の神様は、私の心の中に住んでいる。
道に迷った時、いつもその神様に問いかけます。
自分自身を裏切っていないか。
人に優しくできているか。
驕りや、高ぶりや、偽りに汚されていないか。

問いかける時は、私という人間のエゴを小さく小さくして
静かに穏やかに、祈りの感覚を持つようにしています。

そう。
祈りというのは自分のためでなく、人のためにおこなうもの。
そんなふうに自分を少しだけ捨てられたら
心の中の神様は、いつもちゃんと答えをくれるんです。

神様への対峙のしかたとしては「祈り」のほかに「誓い」がある。
でも、誓いは破られることが多い。
これは、誓いのほうが祈りよりもっと
“人間わざ”だからなんじゃないかな。

人間って、しょせん弱い存在だから
いくら神様に誓ったって、自分の都合=エゴに支配されてしまえば
平気でそれを破ることができるんです。
世界各地で「非戦の誓い」が繰り返されてきたのも
それが理由でしょう。

エゴが出発点にならない「祈り」が世界中にあふれたなら
“人間わざ”を超越する奇跡が起こるかもしれない

夏バテで弛緩状態になったGORICOの頭は
そんな夢想を思い描くのであった……


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。

それでは今日のリリックを。
ポールお得意の美しいラブソングで
「今日の誓い」という邦題がついてます。


「君は言う
たとえ ぼくが遠くへ行っても 
愛し続けると
ずっと思い続けると
そうだね ぼくにもそれがわかるはずだ
いつか 離れ離れになって
寂しい気持ちを抱いたときに
きっと思い出すよ
今日 二人で誓ったことを」


You say you will love me
If I have to go
You'll be thinking of me
Somehow I will know
Someday when I'm lonely
Wishing you weren't so far away
Then I will remember
The things we said today

("Things we said today"より)


しかし、こんなふうに恋人同士がいくら愛を誓ったところで
誓いというのは“人間わざ”だから、いつかは
二人の心と心が〜今はもう通わない〜」になってしまうのだ。
祭壇で誓う永遠の愛というのも、けっこうマヤカシかもしれません。

だって図らずも、ポール自身が証明しちゃったでしょ?




213曲まで、あと20曲!

2008/6/18

快傑ゾロ目@ポール  A Hard Day's Night

怪傑ゾロといえば、アラン・ドロンの当たり役ですが
われらがサー・ポールは今日で華の66歳
ついに“ゾロ目”なのであります。

同じゾロ目でも、22歳なら歌になる。
66歳じゃあバースデイケーキがローソクの押しくらまんじゅうだ
「ひとつひとつがみんな君の人生だね……」なんて数えていたら
日が暮れてしまいそう

とはいえ
ポールはビーファンの期待を裏切ることなく元気でやってます

リバプールでジョンの持ち歌を歌って感涙を誘ったり
ウクライナで入場無料のコンサートを開いたり
新しい恋人と海辺でいちゃついたり

さすがポール、老いてますます盛ん。
“快傑ゾロ目”のタイトルを贈りましょう


ところでポールより一日遅れの6月19日は
私の好きなダメ男・太宰治のバースデイである。

彼が愛人と心中を図り、玉川上水で発見されたのは
奇しくも39歳のバースデイその日だったとか。
今年は没後60年(ちなみに来年は生誕100年)ということで
衰えを知らない太宰人気に再び火がつきそうです。

彼の誕生日&命日は「桜桃忌」として知られている。
そういえばサクランボの季節ですね……

何はともあれ、ポールには
私の愛する日英両雄ダメ男(太宰とジョン)の分まで
長生きして活躍してほしいものです。

Happy birthday dear Paul!!!


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。

それでは今日のリリックを。
ポールの真骨頂とも言うべき美しいメロディと詩……
「Yesterday」と並ぶ、ビートルズバラードの代表曲です。

ビートリー娘による邦題は「星空のセレナーデ」


「あの人がそばにいてくれる限り
ぼくらの愛は終わらない
漆黒の闇にきらめく
まばゆい星の光のように
この愛は決して消えることがない
彼女を心から愛してるんだ」


A love like ours could never die
As long as I have you near me
Bright are the stars that shine
Dark is the sky
I know this love of mine will never die
And I love her

("And I love her"より)


映画『A Hard Day's Night』の中で
ジョージが膝を立ててギターを奏でるシーンが
えらいカッコよくて印象的でしたね〜

あ、ポールの話をしてたんだった……


213曲まで、あと26曲!

2008/4/16

根拠のない自信  A Hard Day's Night

遠くが見渡せるオンナになって、早や10日が過ぎましたよ

お目々の状態が完全に安定するには1、2カ月かかるそうですが
今のところ問題なく左右1.5の視力を保っています

ふっふっふ……
おかげで、神をも恐れぬ“とてつもない万能感”が戻ってきたぞ

これを昔からうちの家族は
ママの「根拠のない自信」と呼んでいる。

でもね。
それが大事なんだな〜 「根拠のない」ってところが。
何の根拠も理由もなく、自分に絶対的自信を持つってところが。

それは、どんなことがあっても
絶対的に自分を大切に思えるってことだから

「全然根拠はないけど、自信がある。
 理由なんて言えないけど、自分のことが大好き」

誰もがそう思えるようになったら
この世はもっともっと素敵な場所になるんじゃないだろうか。
他人と比べる必要なんて、なくなるわけだから。
誰もが絶対的に自分を好きになればね

今の教育に一番欠けているのは
こうした考え方のような気がしてならない。

子どもたちに、根拠のない自信や
自分への絶対的な信頼感を持たせるには
まずあふれるほどの愛情を注いでやるのが先決です

だから私はいつも
ビートリー娘やヘイブル息子を舐めるように慈しんでる。

ときどき本当に舐めてイヤがられますが


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。

それでは今日のリリックを。

若いころから自信家と思われていたジョン・レノンは
実はとてもシャイでナーバスな男だった。
そんな彼の心の傷が見られる曲が
特に初期ビーには多いような気がする。

これもそうしたナンバーの一つです。


「気が変になりそうだよ
あの子が行っちまった
俺にはあの子しかいなかったのに
もし今 思いどおりにできるなら
どこにも行かずに 
ずっと引きこもっていたい
でも そうもいかない
だから 泣くしかないんだ」


I've got every reason on earth to be mad
Cos I've just lost the only girl I had
And if I could get my way
I'd get myself locked up today
But I can't so I cry instead

("I'll cry instead"より)


ちなみにジョンと前妻シンシアは、夫婦そろって極度の近眼。
しかもメガネが大嫌い。
いつも「どっちがメガネかけて運転するか」でケンカしてたらしい。

もし今ジョンが生きてたら、新しもの好きだから
きっと視力回復手術を受けていたことでしょう。
そして本物の自信を手に入れてたに違いない。

私のようにねっ



213曲まで、あと42曲……

2008/4/2

嘘は罪  A Hard Day's Night

皆さま、お久しぶりです。
怒涛のMagical Mystery Tourから帰還いたしました

「ミステリー」かどうかはともかく
「マジカル」であったのは間違いない。

ビートルズが好きという共通項だけで集まった約20名、
そのほとんどは初対面なのに
まるでずっと前から知っていた仲みたいに
親密なムードがあっという間に生まれてしまった。

これはもう「ビートルズ・マジック」以外の何物でもありません

不滅のサウンドが織り成す魔法に彩られて
熱い熱い六本木の夜は更けていったのでした……


話変わって、今日のブログタイトルに使った「嘘は罪」は
1930年代に流行った古いスタンダードナンバー。

「愛してるって言うのは 本気のときだけにして
 嘘をつくのは 罪だから」

……というジットリネットリした女心を歌う怖い曲です。

男性の皆さん、酔った勢いでテキトーな愛の告白はやめましょう


さて、1日遅れのエイプリルフールにちなんで
このタイトルを選んだわけですが
実はうちの夫婦の結婚記念日は4月1日。
おかげで、結婚するって友達に言っても
「エイプリルフールの冗談じゃないのぉ〜?」と本気にされなかった……

エイプリルフールには罪のない嘘をつくのが王道ですね。
だけどGORICOは生涯に一度だけ
とっても罪な嘘をついたことがある。

今日はそのお話をしましょう。

。☆゜:。+゜゜+。☆。:゜

あれはまだ私が小学校低学年、
北九州に住んでいたころのお話。
母に頼まれて、近所のお店におつかいに出かけた。

スーパーなんてものはなかったから
目的地は個人経営の店舗が並ぶ商店街。
そこのお店はよく母と一緒に行くお惣菜屋さんで
店主のおじさんとも私は顔なじみだった。

何を買ったのかは忘れたけれど
「今日は一人で来たの? エライね」と褒められ
お菓子かなんかもらった気がする。
お釣りの50円玉はポケットにしまった……
つもりだった。

ところが家に帰ってみると
しまったはずの50円玉が見つからない。
「お釣りは?」と母にきかれ、しどろもどろになる私。
「お釣りどうしたの? まさか落としたんじゃないだろうね?」
詰め寄られたあげく、とっさに口から出たのは
「お店のおじさんがお釣りくれなかった」
という言葉だった。

そんなはずないでしょ、と迫る母に
「絶対もらわなかったもん」と言い張る私。
嘘をついたら、つき通すしかなかったから。

しばらく考えていた母はこう言った。
「わかった。なら、おじさんのとこ行くよ。あんたも一緒に」
「え……」

こうして私は母に引っ張られるようにして
あのお店に連れて行かれた。

「この子がさっき買い物して帰ってきたんですけどね、
 お釣りをもらいそびれたって言うんです」

母の言葉を聞いて、おじさんは困惑した表情を浮かべた。
「いやあ……確かに渡したと思うけど。そうだよね、お嬢ちゃん?」

私は頑なに唇を結んで、首を横に振った。
そのときに私を見たおじさんの、悲しそうな顔……

あの顔を私は一生忘れられない。

私と母の後ろを辿ってきた父が
道端に落ちていた50円玉を拾って追いついてきた。
ポケットにしまったつもりで、うっかり落としていたのだ。

そのあと父に初めて叩かれた。
けれど、頬の痛み以上に私を苦しめたのは
あのときのおじさんの悲しげな目だった。

もう二度と人を悲しませる嘘はつかない――

私はそう心に誓った。

この教訓を与えるために
母は私をわざとおじさんのところへ連れて行ったのかもしれない。

「嘘つき」という言葉を聞くと今でも思い出す
幼いころの苦い記憶。
ここにすべて記して、懺悔します。


。☆゜:。+゜゜+。☆。:゜

それでは今日のリリックを。
この曲に出てくる彼女は嘘泣きまでしてる。
キュートなジョンに嘘つくなんて、許せないわあ〜!

「教えてよ なぜ泣いたのか
なぜ嘘をついたのか
なぜ泣いたの なぜ嘘をついたの
僕はすべてを捧げたのに
君は僕をひとりぼっちにしたね
どうして こんな仕打ちができるんだ?
僕はうなだれて うめくことしかできない」


Tell me why you cried
And why you lied to me
Tell me why you cried
And why you lied to me
Well I gave you everything I had
But you left me sitting on my own
Did you have to treat me oh so bad?
All I do is hang my head and moan


("Tell Me Why"より)


明るくノリのいいナンバーですが
そんな曲調に似つかわしくない、つらい失恋の歌なのです



213曲まで、あと47曲!



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