2008/8/28

伝説の始まり  Past Masters vol.1

前回もお知らせしましたが
ついにこのブログの収録曲も200を超え
ご紹介するリリックは、残すところあと13のみ

実は、このブログを書き始めたばかりのころ
自分でも先がどうなっていくのか全然読めず
「ネタに行き詰まったらビートルズ物語でも書いてお茶を濁すか……」
と、うすぼ〜んやり考えていたことがあります

もちろんそのころは、213曲のリリックを全部取り上げるなんて
自分自身、半信半疑でした

なのにフタを開けてみたら
日常のなにげない出来事や、読んで面白かった本、
仕事の話や家族の話題、歴史問題から社会情勢まで
けっこうリリックに結びつけて語ることができたのには
われながらオドロキ

とりわけ、話題提供に事欠かないわがヘイブル小僧には
特別功労賞を贈らなくちゃいけません

それにしても、
ここへ来るまで「ビートルズ物語」に手をつけずにすんだのは
ある意味幸せなことでした。
だけど、このままじゃ
「なんかやり残したことがある……」という思いは否めない

というわけで……

ここからは10回にわたって
ファブ・フォーの来し方を振り返ってみたいと思います。
コアなファンも、ビートルズ初心者も
今一度、彼らの“軌跡”と“奇跡”をともに堪能してください

題して……

「4人がビートルズだった頃」


今日はその第1話「伝説の始まり」です。


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。


1957年7月6日。
リバプールのセント・ピータース教会で開かれたガーデンパーティに
あるロックバンドが出演した。
バンドの名は「クオリーメン」、リーダーは17歳のジョン・レノン。
そしてパーティ会場には、彼らの演奏を熱心に聴く一人の少年がいた。
15歳のポール・マッカートニーである。

これが、その後半世紀以上を経て今なお輝きを失わない
不朽の伝説のすべての始まりだった。

ポールの歌とギターの上手さに惚れ込んだジョンは
彼をバンドに誘う。
やがてポールの学校の後輩、ジョージ・ハリスンも加わり
何度かのメンバーチェンジを経たのち
クオリーメンは「ビートルズ」へと名前を変え、
ドイツ・ハンブルクまでドサ回りに出かけていった。

当時のメンバーは3人のほか、
ジョンの親友スチュ・サトクリフとドラマーのピート・ベスト。
このハンブルク巡業で力をつけた彼らは
帰国後、リバプールの有名な店「キャバーン・クラブ」でも
演奏させてもらえるようになる。

そのキャバーン・クラブでビートルズのプレイを見て
ただならぬ可能性を感じ取った男がいた。
のちに彼らのマネージャーとなるブライアン・エプスタインだ。
スチュの急死という悲劇を乗り越えて
4人はブライアンとマネージメント契約を結ぶ。

ブライアンは彼らをレコードデビューさせるため
ロンドン中を売り込んで回った。
その甲斐あって、大手レコードメーカー「デッカ」が
オーディションをしてくれることに。
ところが、結果は不合格
デッカの担当者はブライアンにこう言ったという。

「ギターバンドなんて、もう時代遅れなんですよ」

そしてこの担当者は、のちのち
自分の不見識を心の底から悔やむと同時に
後世まで語り継がれる存在となってしまったことを知るのだ。

世界で一番大きな魚を逃した張本人として……


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。


それでは今日のリリックを。
彼らの3枚目のシングル「From Me To You」のB面。
“初期のころの、何のヒネリもないラブソング”の代名詞として
よくポールが言及するナンバーです。


「ありがとう
こんなに愛してくれて
幸せすぎて信じられないくらいだよ
ぼくが言いたいことは
“ありがとう” それだけさ
ありがとう 愛してくれて」


Thank you girl for loving me
The way that you do, the way that you do
That's the kind of love that is too good to be true
And all I gotta do is thank you girl
Thank you girl


("Thank you girl"より)


こんな他愛もないラブソングが
すべて大ヒットしていた初期のビートルズですが
さて、どういう経緯でレコードデビューを果たしたのでしょう……

続きは次回をどうぞ!



213曲まで、あと12曲。

2008/4/21

熱中夜話★収録秘話  Past Masters vol.1

皆さま、お待たせしました
この4月から始まったNHK-BSの新番組『熱中夜話』
収録に行ってまいりましたよ!

でも、期待していた有名人にはまったく会えず……
名だたるイケメンなんて贅沢は言わないが、せめて
朝ドラ出演中の西田敏行くらいにはお目にかかりたかった

午後1時半にスタジオ入りしてから7時過ぎまで撮ったので
オバサンの疲労度はかなりのものでしたよ
でも、そんな疲れを忘れさせてくれるのがビートルズ
スタジオに集まった30人のファンの熱気はとどまるところを知らず
司会のビビる大木もゲストの面々もたじたじであった。

まず「え〜聞いてないよ」と焦りまくったのが
イントロ当てクイズ
それも「スーパーイントロ」なので
最初の一音だけしか聴こえない状態で
何の曲だか答えなくちゃいけません。

普通ならここで「ピンポン」とボタンを押すんですが
さすが国民の皆さまのNHK、低予算のためボタン装置がない。
わかった人は挙手。そして、大声で「ハイッ!!!」

並み居るベテランのおじさま方が
非情なるブーッ!の音に翻弄される中
うちのビートリー娘は
「Blue Jay Way」だの
「The Continuing Story Of Bungalow Bill」だの
マニアックな曲を次々正解してゆく。

ビビるさんのコメント。
「えー? これって有名な曲なんですか?
 これを17歳が知ってるんですか?」

ゲストの萩原さん(音楽評論家)のコメント。
「あなた、友達います?」


というわけで、うちの娘はかなりの回数マイクを手にしましたので
その中のいくつかはカットされずに電波に乗ると思います。

えっ、母?

ハハ……(シャレです)。母もまあそれなりに……

最後に撮った「熱中バンド演奏シーン」では
私の華麗なる禁断の踊りが見られるかもしれませんよ


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。

それでは今日のリリックを。
ビートルズのテレビ出演といえば必ず話題に出るのが
アメリカのバラエティ番組「エド・サリバン・ショー」

彼らの出演する回が放映された時間には
アメリカの犯罪発生率が激減したという有名な話があります。
みんながテレビの前に釘付けだったからよ

その「エド・サリバン・ショー」の記念すべき第1回目出演の際
「All My Loving」と「Till There Was You」に続き
ファブ・フォーが3曲目に演奏したのが、このナンバー。


「あの子はお前にぞっこんさ

失恋したと思ってるんだろ
でも 昨日あの子に会ったんだ
お前のこと 忘れられないんだよ
だってあの子 何て言ったと思う?
愛してるってさ お前だけを
これで うまくいかないはずがない
そうさ あの子はお前を愛してる
ゴキゲンじゃないか」


She loves you, yeah, yeah, yeah....

You think you lost your love
Well, I saw her yesterday
It's you she's thinking of
And she told me what to say
She says she loves you
And you know that can't be bad
Yes, she loves you
And you know you should be glad


("She loves you"より)


紛れもないラブソングなのに、友達の恋を応援する内容。
このひねりがやっぱりビートルズなんだな〜

その昔、EDWINジーンズのコマーシャルで流れてましたね。
当ブログではドイツ語版を前に取り上げましたが
この曲で“ビートルズといえばイェーイェー”の図式が完成しました。

そういえば、昨日もかなり叫んだわ。
番組ディレクター「皆さ〜ん ビートルズ好きですかぁ〜?」
ファン一同 「イェーーーーイ!」



213曲まで、あと40曲よっ

2008/3/3

Ladies' Room  Past Masters vol.1

「あかりをつけましょ ぼんぼりに〜
 お花をあげましょ 桃の花〜」
 

今日も歌から始めてみました

3月3日、お雛祭りですね。
陽射しもこのところ暖かくて、春の訪れを間近に感じる。

……という華やかで和やかな女の子のお祭りですが
何を隠そう、うちではここ十数年ほどお雛様を飾ったことがありません

つまり、今高校生の娘が幼稚園くらいの頃が
わが家でお雛様の姿を見かけた最後ということになる。
その後の消息は不明……(物置で見かけたという目撃情報アリ)

なぜかといえば、理由はただ一つ

めんどくさい。

何せ「7段飾り」を買ってしまったので
出すのもしまうのもめんどくさい。

元はといえば
「毎年お雛様を娘と二人楽しみながら飾るのって、いいカンジ〜
と考えて段飾りを買ってしまった私のカンペキな判断ミス。

自分のずぼらな性格をすっかり忘れていた。

というわけで……

うちの娘はおそらくヨメのもらい手がありません
本人は「いく気ないから、いいよ」なんて言ってるが
そのうち「ママのせいであたしゃ……ぶつぶつ」とグチる日も来るであろう。

そのとき愚かな母がアドバイスできるのは
「私だってお雛様ぜんぜん飾らなかったけどヨメに行けた
という“事実”のみ。

その事実を、お雛様の“ご利益”と取るか“たたり”と取るかは
娘の判断次第だ……


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。

それでは今日のリリックを。
女の子のお祭りにちなんで、ズバリ「彼女は女!」という歌です。


「あの子は絶対浮気しない
ぼくにヤキモチやかせることもない
愛してくれるだけじゃなく
すべての時間を捧げてくれる
なぜだかわからないさ
だって彼女 女だからね
何もかも理解してる
ぼくのこと愛してくれてる女なのさ」


She don't give the boys the eye
She will never make me jealous
Gives me all her time as well as loving
Don't ask me why
She's a woman who understands
She's a woman who loves her man

("She's a woman"より)


うーむ。
こうしてあらためて訳してみると
この彼女はかなりオトナな女性ということがわかります。

彼氏にヤキモチやかせようと他の男に色目使ったり
あれこれねだったり、逆にあれこれ貢ぎ物したり
そんなこと一切しない。

そういう彼女のたなごころの上で満足そうに微笑むポール……
野太いロックな声のウラにはこんな真相があったのだ

女というのは不思議なもので
80歳過ぎた「童女」もいれば、5歳でも「オバサン」という子もいる

○度目の年オンナを過ぎた私に
若さはもう望むべくもないけれど
せめて何歳になっても
ポールやジョンの歌う「woman」でいたいと思う


さて、ここでリリック紹介は終わりなのですが
今日はお雛祭り特別企画として
「女性限定」の話題をお届けしたいの

それが本日のタイトル「Ladies' Room」の意味するところ
「女性用化粧室」なので、男性の立ち入りは禁止します!
ではここから先は女の子だけ「続きを読む」をクリックしてね!

2008/2/16

バレンタイン後日談  Past Masters vol.1

『カシオペアの丘で』by重松清。

ゆうべ、仕事もせず読みふけってしまいました。

さすが浅田次郎と並ぶ、泣かせる小説の名手。
あざといと思いながらもまんまと“感動”の蟻地獄にずぶずぶずぶ……

それにしても重松清って
なんで小学校中〜高学年の男子を描くのが
こんなに上手いんだろうか。

イキがよくておバカでいろんなこと悩みながら結局何も考えてない、
それが、「男子」

わが家にも一人おります。

今日はそんな男子のプチネタです。


2月14日、勇んで帰ってきたうちのヘイブル小僧。
玄関ドアを開けるなり

「やったー!チョコ、ゲットしたぜ!」と叫んだ。

おお、ついに母以外の女からを注がれる日が来たかと
ウルウルしそうになったGORICOであったが
小僧の口から出た真実は次のとおり。

隣の席の女子が
「チョコ一個余ったんだけど、欲しい?」
ときいてきたので
「ほっ、欲しい欲しい!下さーい!」
と答えたそうだ。


……な、情けない……


義理チョコよりも営業チョコよりもランクの低い

「余り物チョコ」


しかしヘイブル小僧曰く

「だってオレ食い物もらえれば何だっていいんだもん」


……な、情けない……

そのうち、どっかに捨ててある「ゴミ箱チョコ」に成り下がるかもしれん。

食い意地だけで生きている男子の将来を心から憂える母なのでした。



。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。


それでは今日のリリックを。
せめてこの曲のように「私からあなたへ」くらい
言われるようになってくれ、息子よ。

「欲しいもの あるかい
何かしてほしいこと あるかい
だったら ぼくのとこへ来て
望むとおりにプレゼントするよ
ぼくから君へ 愛を込めて」


If there's anything that you want
If there's anything I can do
Just call on me and I'll send it along
With love from me to you

("From me to you"より)


売れ始めて忙しくなった4人には
ゆっくり曲作りに向かう時間もなくなってきました。
そんなときに生まれたこのナンバーは
国内ツアーに向かうバスの中で
ジョンとポールがふざけ合ううちにできたと言われてます。

ノリのいいラブソング。
「Love me do」「Please please me」に続く
ビートルズ3枚目のシングルです。


2008/1/10

斉藤さん  Past Masters vol.1

昨日から始まった新しいドラマをちらっと見た。

タイトルは「斉藤さん」

ごみ出しのルールを守らない住人を怒鳴りつけたり、
理不尽なことを言い出す学校へ乗り込んでいったり、
とにかく「ダメなものはダメ!」とハッキリ物を言う
若いママ・斉藤さんの活躍を描いたドラマです。

こういう人が事なかれ主義の日本で
うまくやっていけるはずもなく、
斉藤さんは近所の人や幼稚園ママから敬遠される。

「あなたのヒーロー気取りにはみんなウンザリしてるのよ」

なーんて言われてしまう。

でも言いたいことも言えない今の世の中、
斉藤さんの言動に快哉を叫ぶ人も多いんじゃないかなあ。

もちろん私もその一人……

……というより、もしかすると私や高校教師は
斉藤さんそのものかもしれん。

学校へ乗り込んでいったことある。
市役所に意見したことある。
近所の騒音に文句言ったことある。
選挙カーに「うるさい!」と怒鳴りつけて追い出したことある。

ひえぇ〜〜〜

あらためて、地域の皆々様の視線がコワイ……


それにしてもこのドラマ、
すばらしいのはタイトルのネーミングセンスです。

これが「戦うママ」とか「ズバリ言うわよ!」とか
陳腐なタイトルだったらたぶん見てないと思う。

何といっても「斉藤さん」、このインパクト!
これから流行るかもしれませんよ〜 


。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。

それでは今日のリリックを。
この曲の中でジョンはふられた彼女の名前を呼んでます。
「斉藤さーん!」(←ウソ)

「わかるだろう
とても耐えられないよ
君なしじゃいられない
ぼくはそんなに強い男じゃないんだ
毎晩眠れないよ
でも そんなの関係ない
どうせ涙すら流せずに
君の名前を呼び続けるだけだから」


Don't you know I can't take it
I don't know who can
I'm not gonna make it
I'm not that kind of man
Oh, I can't sleep at night
But just the same
I never weep at night
I call your name


("I call your name"より)


ジョンの切ないボーカルと間奏の変拍子が何ともたまらん
大好きなナンバーの一つです。

流行りのフレーズが入ってるのがわかったかな?



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