今日は、本当に久しぶり、国立市に調律の仕事に行ってきました。
第二の故郷です。富山を初めて離れて住んだ大好きな街。
南口から斜め右の通りの突き当たり手前のアパートに二年間住んでいました。
今日のお客さんは、よく僕の会を主催してくださいますミカさんの知人宅でして、お願いしてミカさんも最初、同席していただきましたが(ありがとうございました!感謝です)、静岡県産のピアノでした。ちなみに、この方も111に参加くださいます! うれしいな〜。
最後に二曲弾きました。『愛しくて切なくて』と『セオリツ姫・シ♭〜磐長姫〜』を。すると、マグダラのマリアと磐長姫様がでてきてくださったそうです♪磐長姫さまは、とってもシャイな方ですって☆
それで、中の写真がこれです。↓
弦を押さえている白く四角いフェルトがありますでしょ? そう、途中まであるやつ。これは、ダンパーといいます。音を止める(止音)の役割をするもので、右ペタルを踏むとこれが離れで音が伸びる仕組みです。
ところがよく見ていただくと最後の四角いフェルト(平型とも言うし、豆腐とも言う)の右側が斜めにカットしてあるでしょ?! もっとよく見ると、それは三本の弦の内、右側の弦に当たるところをカットしてありますよね?!
そうです。ようく考えてみてくださいませ。
このダンパーが当たっている音は、スタッカート(音を短く切る)が効くのです。
ということは、それ以上の高音部は音が切れないのです。まあ、高い音は弦が短いので、音の減衰も速いので、高音部の最後あたりはこのようにダンパーが付いていないのですが、
付いているところと、付いてないところの境の音の違いの差を和らげるために、このようにフェルトの三分の一を切り、一本の弦だけ伸びるようにしているわけです。わかりますよね? この辺はピアノの弱点でもあるわけですが、その中でも最大限の努力をしている証です。
このピアノは日本のトップメーカーのピアノではありません。しかし、メイド イン ジャパン!です。
さて、僕がお陰さまで最近トーク&ライブでよく弾かせていただいています、世界の名器、スタンウェイピアノ。これにはドイツ製とアメリカ製があります。
みなさん。車はドイツかシャンパンもといジャパンですよね。
では、ピアノは??
やはりドイツかジャパンなんですよ。日本のピアノは素晴らしいんですよ♪
車でも、ベンツは素晴らしいけど、アメ車は、、、ってよく耳にしますでしょ?!
ここで、少しショッキングなことを書きますね。
書く前に、一つだけお断りしておきますが、”音の好みは人それぞれ” という大前提がありますから。ここだけ押さえておいてください。
名器、スタンウェイでも、やはりアメリカ製(ニューヨーク)ハアマリホメラレタモノデハアリマセン。材質などアッ! ザイシツナドモアマリヨクナイノデス。ジャパンノホウガヨッポドスバラシイデス。アトアメリカジンノツクルモノハヤハリセンサイサガアリマセン。
200万以上する高級なアップライトピアノの、例の最後のダンパーが、□のままなんです。
同じ会社でも、ドイツとアメリカの違いがこうして出てしまいます。
ジャパンは素晴らしい物作りの國です。
帰りに、学生時代に、駅前のバイトしていた喫茶店がまだあるか、、、と覗きに行きました。
淋しかったな〜。。。 美容院になっていました。
僕のバイトしていた喫茶店”フローラ”はなくなっていました。
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