第3話
〜後悔〜
種田というペルソナを従えたヒデは途中、馬の悪魔に襲われながらもなんとか公園をたどり着いた
入口には
¨なかよし公園¨
と立て看板が傾きながらも地面に刺さっている
すでにいろいろな種類の悪魔がわんさかいるのが外から見える
早速、公園に入りいろいろ聞いてみよう
ヒデは美しい女性の精霊に尋ねる
魔界化した理由
悪魔
ペルソナ
なかよし公園
政治
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イベント情報
グルメ
ゴシップ
住宅情報
高収入アルバイト
好きな異性のタイプ
休日の過ごしかた
恋人の有無
など、ありとあらゆる質問をした
そして、聞いた情報を元に頭の中で整理してみた
魔界には複数の勢力があり、それらは絶えず争っている
ペルソナは複数使役できる
登場する悪魔や専門用語などはいろんな国の神話や伝承から参考にしている
魔界の野球界ではイチロー、金本、松坂が大人気
この小説は女神転生(ボクの大好きなゲーム)のインスパイア
洞爺ロングラン花火大会は10月まで
理想の彼氏はもこみち似のイケメンで年収1000万円以上
何者かが創世をしようとしている
以上、こんなもんだ
すると、美しい女性の精霊はヒデにアドバイスをした事を理由に見返りを求めてきた
あげいも食べたい!
それに対するヒデの返事は
わかった
んで、どこにあるんだ?
すると、美しい女性の精霊は
中山峠まで買ってきて〜またね〜
美しい女性の精霊は去っていった
ここでヒデはある事に気付いた
一文なしだった
どうしようか?
仕事をしよう!
ヒデはアルバイトを探すため、コンビニで求人情報誌を立ち読みしてみた
製造業から暗殺業まであり、職種は幅広いようだ
数ある職種からヒデがチョイスしたのは、
ホストだった
そして
採用された
ヒデは見事に接客をこなし、厨房でのフルーツの盛り付けの腕前も完璧
同伴もしたりと、大活躍しすぐにNo.1になり、すっかり天狗になっていた
と同時にあげいもの約束を忘れていた
〜5年後〜
ホスト生活で毎日酒を浴び、睡眠時間の少ない日々のせいで肝機能が弱っていた
顔もやつれ、しまいには病を患った
バラ色の生活から闘病生活になってしまった
そ・・そ・・・・・・そういえば・・・あ・・あげいも・・
ワ・・ス・・レ・・テ・・タ
チ・・ク・・
ショ・・・・・・ウ
そう言い残し、
ヒデは灰となった

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