2009/12/10

天才の教会  イタリア歩き

今回の作品展では41点の写真を展示しました。当初は考えていなかったのですが、開催中に質問されることが何度かあり、慌てて選んだ私の一番気に入っている写真。最初から決めておけよ…って感じですが

それが、これ。


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写真そのものも気に入っているのですが、前述のように、私は、ローマがイタリアで最も好きな街です。そのローマに数あるモニュメントの中でも、好きなもの上位に入るのが、この教会、Santa Maria degli Angeli です。

テルミニ駅から横断歩道を渡ってすぐのところにあるこの教会。知らずに前を通るとまさか教会だとは思えないかもしれません。というのも、外観は崩れ落ちかけた廃墟。入り口のようなものがあることにはあるものの、入るのにはちょっぴり勇気がいるかも。ここは実は、ローマ帝国時代の浴場の跡なのです。それを、ルネサンスの天才ミケランジェロが、オリジナルの建物を尊重しつつ教会の設計を行ったというもの。

日本を発ちローマへ行くと、最初は、歴史を感じさせる遺物ばかりを目にし感動しっぱなしなのですが、しばらくすると、右を向いても紀元前の遺跡、左を向いてもこれまたローマ遺産。新しい、といったところで500年以上前のもの。といった感じで、すぐに、少々、食傷気味になってしまったりします。というわけで、この教会も、初めて前を通ったときにはさほど興味を惹かれなかったのですが、古代ローマの文化に多大な敬意を払っていたというミケランジェロのデザイン。ため息しかつけないほど美しいです。そう思って前に立ち、上を見上げると、ミケランジェロが素晴らしいのか、ローマ帝国が素晴らしいのか全く分からなくなってはくるのですが…。

そして、中へ一歩足を踏み入れると、本当にため息しか出なくなくなります。どちらかというと無骨な感じがする外観からは想像もつかない荘厳な空間が中には広がっています。よくも悪くもキリスト教。私には想像することしか出来ないのですが、想像も出来ない…。やっぱりこの国の文化を理解するのには、この国に生まれないといけないのかと、またため息。

この写真では、全体像がよく分からないと思いますので、少しひいた写真がこちら。あら?これでも、よく分からないですよね…あまり、日本人の観光スポットではないのかな…と思われるこの教会。アクセスしやすい位置にありますし、ローマに行った際には、ぜひに、訪れてみてください。

タグ: イタリア



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