2009/12/7

壁を登れ!  イタリア歩き

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私が初めてイタリアをひとり旅したのは、1997年のことでした。有給がもらえたので2週間だけ、語学学校へ通ったのです。1年半ほどNHKのラジオ講座を聞いたのですが、そういえばイタリア人と実際に話したことは皆無。まあなんとかなるでしょ、と荷物をまとめローマへ向かいました。

私が通うことになった語学学校はトスカーナ州の小さな町モンテプルチアーノにあります。モンテプルチアーノには鉄道の駅がないので、ローマから最寄のキウージ駅まで鉄道で移動、そこからバスに乗り換えて到着です。ローマのテルミニ駅で切符を買う際に覚えたてのイタリア語を使い、キウージ駅のバス乗り場でも運転手に学校のパンフレットを見せながら、ここに行きたいので着いたら教えてくれるようにお願い。へっへっ、私のイタリア語、ちゃんと通じていますよー。

トスカーナの丘をバスに揺られ、運転手の「着いたよー」という言葉とともにバスは停まりました。が、学校はおろか、街さえも見えない!?。私のスーツケースをバスから降ろしてくれている運転手に学校はどこなのか尋ねたところ、彼は人差し指で天を指し…。

その時、私が見上げた風景がこの写真です。

中部イタリアには、エトルリア起源の街が多く、その多くは小高い丘の上に城壁で囲まれた街なのです。私が乗ってきた長距離バスは街の中には入らず街の入り口で停車。どうやら私が通う学校と滞在する家は、この壁の(壁というか、家というのか、壁と家が一体化しているようですが)中にあるようです。重たいスーツケースを担いで、階段を一段一段、登って…。私の初のイタリアひとり旅。この後の2週間の滞在を考えても、一番の難関はこの階段でした。

ちなみに、私は今、街の方を向いていますが、後ろを振り返ると広がるのは。こんな風景(クリックで、別ウィンドウで写真が見られます)。目の前の壁の向こうには、石畳のこれ、やこんな街並みです。


タグ: イタリア



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