お隣のキンモクセイの香りが、シクラメンのかほりに負けることなく匂いを放つ時期なんですが、今年は、先週、「お!」って一瞬その匂いに気がついたって程度でした。
今年は、匂わないのか?それとも俺の加齢臭が残酷なテーゼで打ち消してしまったのかしら?どうなのよさ〜!っと、秋篠宮家にメールで聞いてみっかな。上越総合技術高校からシカトされたし。
やっぱり、季節おかしくなってんだわ。
蝉は、いつの間にか消えていったけど、昔は、もっと早くから鳴き始めていたような気がする。大雨もそう。こんなに狂ったように人の命を奪うような災害を、何発も起こさなかったような気がするんだけど、気のせい?気がするだけなのか。教えて、佳子さま。
ま、それでも生きていれば、良いことあるよと思っているようないないような、その日暮らしのヒグラシのアリエッティーは、まだ、土の中ってか。
しかし、キンモクセイって名前、笑えるというか、シモネタ丸出しだよね。例えば、こうやって使われることが一番多いと思うんだ。古典シモ落語でね。
[一杯引っ掛けて、ねぐらへ帰る途中、立ち小便をする大工の松五郎と、その弟分の熊五郎]
松五郎:「やい!クマ公!お前の竿はなんでそんなにクセーんだ−!えー!おい!」
熊五郎:「兄〜!すいやせ〜ん!風呂にここんところ入ってないんでさ〜。でも、臭いのは竿だけですから〜。許してくだせ−!」
松五郎:「仕方ねーなー!おい!風呂ぐらい毎日入れよ。立派な竿下げてんだからよ。」
熊五郎:「へい!すいやせん!ま、竿はこの通り、大井川の水が腐るって臭いなんですがね、玉の方は、不思議と臭くねーんですよ。兄〜、確かめてみてくだせーな。」
松五郎:「えー?竿は臭いが玉は臭わねってか?そんなことあるかい!おう!じゃ、確かめてやら〜。おえ========!!!!!!!!ばかやろう!竿以上じゃーねーかー!ばかやろう〜。おう!大体、天の川が腐るって臭いのする竿のすぐそばにある玉がだよ、臭くね−わけねーじゃねーか!ばかやろう〜。」
真っ赤な顔して怒鳴る松五郎を見ながら、熊五郎ニヤリと笑って「兄〜、竿も臭けりゃ、キンモクセイ。」
おあとがよろしいようで。
あれ? 無理やりすぎたか。しかもネタバレバレでがしょ? 江戸時代にキンモクセイはあったのかね。ま、いいや。
ご安全に。


1