桜子は死んでしまいました。
死ぬ瞬間を見せずに、8ミリ映像のきいっちゃんに手を伸ばした所で画面が暗くなった。
「あ〜・・・。やっぱり助からなかったか〜・・・・。」
実は昨日から、終り方が気になって気になって仕方なかったんです。
朝起きても直ぐに気になって気になって。
「どんな死に方を放送するんだろう?死ぬのか?助かるのか?もしかしたら助かるんじゃねーのか?助かるとしたらどうやって助かるんだろうか?」と色々と考えていました。
「助かるとしたら、死んだお父さん、お母さん、おじいちゃんが霊となって現れて、「桜子、お前はまだこっちへ来てはいけないよ。皆がお前を必要としているんだからね。」な〜んて言って、病気を治してあげるんじゃないのかな〜?」と、うんこをしりながらですけど考えていました。
しかし、病には勝てませんでした。
病院での達彦さんが桜子を励ます台詞が泣かせるんだな。
「輝一をまだ抱っこしとらんだろ。お前がおしめを変えたりおかゆを作ったりしてくれなくちゃ、俺一人じゃ大変じゃないか。元気にならんでどうするんだ。」
号泣。
愛だな〜。愛だよ。
さよなら桜子。


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