1年に一度のビッグなイベントの本部展が終わりましたねーー。「本部展には魔物が住んでいる」と言われるけれど、本当の魔物は人の心の中に現れるのかもしれない。
悲喜交々な連絡や情報が入った。予想が当たった結果や予想に反した結果、犬では勝って勝負に負けたり、ラッキーだったりアンラッキーだったり。勝たせてくれればそのジャッジは「いいジャッジ」負ければ「」犬を見れないジャッジ」いつもそう。案外ギャラリーの目の方が正しい時だってある。
でもそれもこれも、ドッグショー。bitter and sweet. な世界。
確かに、本部展は本部展なんだけれど、今週末から又何事も無かったかのようにドッグショーが日本各地で始まる。そして、夏が過ぎる頃には誰もかれもがあの本部展の喧騒をすっかり忘れてしまう。
本部展の栄誉は諸刃の剣。オーナーにもハンドラーにも、みんなの想像以上のプレッシャーとリスクがのしかかる。これは
本部展BIS〔1992年/総エントリー数3276頭、JKC歴代初のアフガンハウンドのBIS/以降アフガンハウンドのBISは今も無い〕の経験が私にあるからこそから言えると思う。本部展での結果を今後どう生かしていくか・・「ショーは、全くもってつまらん」と辞めて行くもよし。「ほほう、ショーは奥が深い」と精進するもよし、休憩したり傍観する時間を持つのもよし。
私からは
「今日はこの位にしといたろっ」「○○に胸貸したった」っと、笑って言って欲しいと思う〔例え、心で泣いてもね〕これは魔法の言葉、どれだけ私達もこの言葉に助けられてきたことか。
アフガンハウンドと出会ってからの年数、ドッグショーに参加するようになった年数がほぼ等しい 私のドッグショーという大河〔濁流だったり清流だったり荒くれたり水面が鏡のようだったり・・と〕を泳ぎ切る極意です。まぁかく言う私も、まだまだこの大河に翻弄されていますけれどね。でも岸に上がろうとは思っていません。ドッグショーって憎いアイツですね。
本部展に参加された沢山の皆様、愛犬達、お疲れ様でした。