1998年にZRX1100に乗り始めて、1年くらいたったある日の事ですが
たまたま路面の傾斜がある所に停めたせいなのか?
サイドスタンドの掛かりが悪くて、停めてあったZRX11100が
自然に倒れてしまい、ZRX1100の純正パルシングカバーが
傷だらけになった事がありました。
あまりにも純正パルシングカバーがガリガリになっていて
格好が悪かったので社外品を使おうと考えた訳ですが・・・
ところが当時は、まだZRX1100専用部品と言うのがアフターパーツからは
ほとんどリリースされておらず、かろうじて使えそうなのが
老舗のメーカーであった、BEETとWorksのパルシングカバーくらいでした。
ちょっと気になったのは、
当時のWorksの広告やカタログには、Works製品のパルシングカバーには
ZRX1100専用ではなく、
水冷ニンジャ系との表記しかありません。
Worksに問い合わせても、その頃社長の真田哲道氏は他界された後で
真田社長の奥さんが、ショップを切り盛りしていた頃ですから
こちらの考えが思うように思うように伝わりませんでした。
そこで、Works本店にZRX1100で行って、Worksのパルシングカバーの
フィッティングをさせてもらい、実際に確かめる事になりました。
その結果判明したのが、ZRX1100に使われているパルシングコイルは
水冷ニンジャ系の物よりも大きく、Worksのパルシングカバーカバーでは
カバー裏側の逃げ加工が小さく、結局Worksのパルシングカバーでは
隙間が空いてしまい、装着する事は出来ませんでした。
社長の奥さんからは
「パルシングコイルを取っちゃえば?」
なんて言われましたが、そんな事したらエンジン掛かりません(汗)
画像はZRX11000のパルシングコイルです。
Worksでも、実際にZRX11000にフィッティングして確認するのは
初めてらしかったので、自分のZRX1100がデータのフィードバックに
協力した事になるんでしょうかね?
おそらく自分と同じように、Worksにパルシングカバーの問い合わせを
した方は多かったと思いますが、実際に製品として対応された物が
リリースされたのは、かなり時間が経ってからだったと思います。
画像はZRX1100用の対策後に作られたWorksパルシングカバー。
カバー裏側の逃げ加工も初期の物より大きくなってます。
当時はZRX1100に装着したくても、装着出来なかった訳ですから
Works製品には今でも特別な思いがありますね。
結局、自分はBEETのパルシングカバーを装着する事になりますが
長年の使用で、ブロンズアルマイトがすっかり退色したので
現在ではブラックに塗装して使っています。


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