キャブレター再OHの続きです。
スチーム洗浄して綺麗になったキャブレターをエアブローしながら
どんどん分解していきます。
フロートチャンバーの底には砂粒みたいなのが残ってますね。
やはり錆なのでしょうか?
画像左から、
・パイロットジェット
・パイロットスクリュウ
・ニードルジェットホルダ
これらの真鍮製のパーツは、僅かですが表面に汚れが残っていたり
表面が腐食していたり、黒っぽく変色してました。
この汚れや腐食が、ジェットの細かい穴や通路を狭くしてしまい
低速域の調子が悪くなる元なので、気合を入れて綺麗に掃除をします。
メタルコンパウンドで、ジェット類全てをピカピカに磨きあげて
再び汚れが付き難いようにしておきます。
拭き残したメタルコンパウンドは穴の詰まりの原因となるので
パーツクリーナーを吹き付け洗浄しておきます。
(右側が磨いた方です)
使っていたメインジェット。
特に問題は無さそうだったので磨いて使います。
磨きあがりはこんな感じ
これならガソリンや混合気も良く流れそうですね
キャブレターを組上げていきますが、組付け用ボルトも洗浄したので
ネジ山に少量のグリスを付けながらキャブレターを組付けしていきます。
こうしておかないと、ボルトが腐食しやすく(スチーム洗浄したので)
次にキャブレターをバラす時に、ボルトが腐食してたりすると固着して
ボルトが抜けなくなってしまいますので・・・
キャブレターをバイクに装着します。
キャブレター本体は、スチーム洗浄して脱脂した状態にあるので
アルミ地肌の白サビ防止のために、シリコンスプレーなどで
表面を保護しておきます。
ガソリンフィルターも装着しました。
キャブレターの汚れが落ちてスッキリしてますね。
キャブレターの同調を取ります。
OH終了後、20km程試乗をしてスパークプラグの焼け具合をチェック。
キャブレターを徹底的に洗浄した事で、各ジェットの穴や通路が
元に戻ったせいなのか?プラグの電極周辺は極薄いグレーになりました。
ほんのちょっと濃い目?
これ位がベストな焼け具合でしょうかね?

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