町内は走る実験室・・・
と、誰かが言ったかも知れませんが「
進化剤」なる物を
ZRX1100に施工して、現在進行形でテスト中です。
進化剤?
なにそれ??
どうやら一般的なオイル添加剤とは違うようですが・・・
あまり耳馴染みが無く、聞いた事が無いので早速ネットで検索。
そうすると、最高!とか凄い!とか書いてあるブログが出てきます。
参考のため、施工したユーザーのブログを読んでみますが
表現が大袈裟な事もあり、いまいちよく判らない(汗)
まあ、カタログにも色々と有りがたい効能が書いてあるんですが
難しい事は理解出来ないので省略。
ググッてみて下さい(笑)
進化剤を1回入れて施工するだけで、その後はオイル交換しても
進化剤の効果は続くらしい・・・と言う事で
走行距離96000kmのZRX1100でテストしてみる事になりました。
進化剤を施工するにあたり、事前に受けた説明だと、
・フリクションが減るのでアイドリングが上がるから調整が必要。
・エンジン音が静かになる。
・エンジンブレーキが効きにくくなる。
ZRX1100のエンジンを暖機しておいて、進化剤施工前のエンジン回転を
デジカメで撮影しておきます。
およそ1000rpmより上の所でアイドリングしています。
※クルマの施工とは若干手順が違います。
エンジンを停止してから、クラッチカバーのエンジンオイル注入口から
進化剤を注射器で100ccくらい?入れます。
クラッチ板に掛からないように注意します。
オイルパンからオイルポンプで、エンジンオイル+進化剤を吸わせて
エンジンのオイルライン経由で、クランク周辺、カムシャフト、
ロッカーアーム、ピストン周辺、ミッション周辺の各摺動部分などの
エンジン内部まで進化剤を行き渡らせる為、このような手順を取ります。
点滴を使わないのは、オイル注入口にクラッチがあるからで
(エンジンを掛けるとクラッチが回転するので)
確実性と安全性の為に、注射器で注入後にエンジンを掛ける事になります。
同時進行でクルマのBMWにも進化剤を施工してました。
こちらはオイルレベルゲージの所から?点滴を使ってゆっくりと
進化剤をエンジン内に入れていきます。
クルマの場合は、
オイル注入口はシリンダーヘッドカバーにある事が多いのですが
バイク同様にオイルポンプでエンジン内部に進化剤を行き渡らせる為
点滴を使い進化剤を施工します。
ZRX1100は進化剤を注入後、アイドリング状態にしておき
ラジエターファンが廻るまで、約10分程エンジンを掛けておきます。
この後、一度エンジンを停止して少し冷やします。
(この時に進化剤が浸透していくらしいです・・・)
温めた後に冷まして染み込むって事は・・・
肉じゃがの味が染み込む感じですか?(笑)
これで進化剤の施工完了って事で、早速バイクの試乗してみる事に。
エンジンを掛けてみると、シリンダーヘッドのカム周辺の音が
少し静かになったような気がします。
カムカジリが持病の水冷ニンジャ系エンジンには有効かな?
走り出してみると、スロットル開度が少ない低回転域でも
エンジンのレスポンスが向上して、バイクが加速するので
結果的に、余分にスロットルを開けないので
燃費が良くなりそう(な気がします・・・)
心配だったのがクラッチの滑り具合。
バイクは湿式クラッチなので、オイル添加剤などをいれると
かなりの高確率でクラッチが滑ります。
それゆえZRX1100には添加剤などは使わないのですが。
1速、2速をスロットル全開にして、クラッチを繋いでみましたが
クラッチに滑る症状は無く加速したので、まずは一安心です。
エンジンブレーキは事前の説明通りの印象で、
回転部分や摺動部分のフリクションが減ったせいなのか?
エンジンブレーキの効きが減少した感じがありましたが
元々自分がバイクを乗る時にはエンジンブレーキは使わない事もあり
さほど気にならないので問題無し。
エンジンのアイドリングに関しては、事前の説明と異なりました!
進化剤施工前は、1000rpmよりもメーターの針が上でしたが
施工後は、1000rpmよりもメーターの針の1本分下の低い回転数で
エンジンがアイドリングしています。
(ちょっと画像では判り難いですが)
ZRX1100の場合、インジェクションではなくキャブレターなので
バイク側が勝手に補正する事はしませんので、
何か変化があればエンジンの回転が上がるか?下がるか?なんですが
今回はアイドリングが下がりました(笑)
排気ガスも若干濃いような匂いも?
なお、翌日エンジンを掛けたら、元通りに1000rpmよりも上で
アイドリングしていました。
進化剤施工後、マフラーからの排気圧が高くなった様に感じます。
(若干マフラーからの聞こえる音も変わった?)
進化剤は遅効性らしいので、施工後のバイクの走行距離が
500km〜1000kmほど進んでくると
もう少し進化剤が馴染んで良くなるらしい・・・との事です。
自分が感じたフィーリングだと(あくまでも個人的な感想ですが)
エンジン内部の各パーツを磨いたり、バランス取りをして
フリクションが少なくなったエンジンのような感じですが
なんか不思議な感じなんですよね〜?
エンジンの音は確かに静かになりました。
今のところ、悪影響は無さそうなんで継続してテストを続けてみます。
※今回テストした進化剤は、あくまでも自分の主観的な感じ方です。

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