以前、ZRX1100の純正シートを、サゴウ工芸で自分仕様に加工しました。
当時の記事
http://love.ap.teacup.com/applet/933style/20050922/archive
その時は再使用可能だったZRX1100純正シート表皮なのですが
あれから数年が経過して・・・
ZRX1100を購入してから約10年経過した事もあり、
流石に樹脂製品や、ゴム製品の経年による劣化はどうしようもありません。
今まで使い続けた純正シートを新しいシート表皮に張り替える事にしました。
純正シート表皮には2〜3mmの長さのヒビ割れが無数に出来ています。
何かの拍子にシート表皮が切れてしまう恐れが有りそうだし
このまま放置しておけば、雨水などが染み込んでしまいますね。
ZRX1100のシートから、純正シート表皮を剥がして裏側の確認をします。
シート表皮の裏側にある薄いスポンジの劣化もだいぶ進んでます。
シートに跨ると、ちょうど太腿の内側に来る部分のスポンジが切れています。
この部分はサゴウ工芸で補修してもらった場所ですが
バイクの乗り降りやコーナーリングなどの体重移動の際には
最も酷使される所の裏側部分なので仕方が無いでしょう・・・
※逆の見方をすれば、この部分見るとシートの状態が読み取れます。
新しいシート表皮に交換しようと思い、某オークションで出ていた
ZRX1100/1200専用に作られたシート表皮が出ていたので入手しました。
シート生地は3枚で構成されていて、立体に裁断・縫製されていて
座面はディンプルメッシュ生地になっていて滑り難そうな感じがします。
値段もリーズナブル(4480円?)なのでまずまずですね。
新しいシート表皮の裏側は、シート表皮を縫い合わせている箇所に
水が染みてこない様に、防水加工が施されていました。
念の為、シート表皮裏側にシリコンスプレーをたっぷりと吹き付けて
防水対策をしておきます。
オークションでシート表皮を落札したら、補修用の3種類のスポンジ、
取り扱い説明書、防水シート(この画像にはありません)の他に
オマケとしてインスタントラーメンが付いてきました(トンコツ味)
結構気が効いたサービスですね?(笑)
シート表皮を張り替える為に、タッカー(大型ホチキス)が無かったので
オークションでシート表皮を落札した時に、一緒に送ってもらいました。
新しいシートに張り替える前に、透明な防水シートで覆う訳ですが
この防水シートがあると、新しいシート表皮を張り替える際に
ツルツルと滑ってしまい、思う様にうまくシートが張り換えられません。
元々、雨の日にはZRX1100に乗らないので(出先での突然の降雨を除いて)
防水シートを使うのをやめて、シート表皮を張り替える事にしました。
サゴウ工芸でシート加工した際には、シートのアンコを大きく抜いたり
形状を大きく変更した訳では無かったので、立体裁断縫製したシート表皮でも
それほど苦労する事なく張り替えが出来ました。
ただし、燃料タンク側はスポンジ量が多くなっているので
かなりパンパン気味となっております。
シート表皮の張り替えが終了後、
シート表皮の表側からもシリコンスプレーをたっぷりと吹き付けて
防水対策をしておきました(縫い目は特に入念に)
自分で作業を行うと(仕上がり具合は個人差が有りますが)
物に対しての適正な価格が実感として身に付きますし
何より愛着が湧いてきますよね。
今まで以上に、大切に長く使おうと言う気持ちになります。

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