自分のZRX1100には、アクティブのBigラジエーターが付いてますが
装着してからずいぶん経ちますし、ホース類に関しては
そろそろ劣化の心配も出て来たので、冷却水が漏れたりする
トラブルが起きる前に交換してしまおう!と言う事で色々と調べました。
ホースなどの純正部品の値段を調べてみると、結構高いのが判って
大まかな予算を算出して、社外品で良いものが無いのか?
調べていきます。
まず最初に交換しようと考えたのが、ウォーターパイプで
ZRX1100はネイキッドの外観を保つために、フレームの内側を
ウォーターパイプが通っています。
そのためパイプにシワが出来ていて、冷却水がスムーズに流れません。
画像はZRX1100のウォーターパイプ。
ZZR1100のようにフレームの外側を通すことも考えましたが
パイプが鉄製なので違う物を探します。
画像はZZR1100のウォーターパイプ。
一方、ウォーターホースも社外品で良い物を探していましたが
しゃぼん玉でリリースしているアクティブBigラジエーター用の
SAMCOラジエーターホースキットが目にとまりました。
しかし、ウォーターパイプはZRX1100の純正品を使わなければ
ダメな事が判り、今回の候補からは除外しました。
※SAMCOのシリコンホースは、膨張し難い様に3層になっています。
次に目にとまったのが、
RADICALのウォータラインシステムで
これはウォータパイプがアルミ製で、計量化と放熱性が純正の
パイプに比べて優れて、ラジエーターホースも
高性能なSAMCOのシリコンホースが使われています。
ZRX1100のキットは、ノーマルラジエーター対応と言う事でしたが
アクティブBigラジエーター用に対応するには、SAMCOのホースで
調整すれば問題無い事が判っていたので、自分のZRX1100に
ウォータラインシステムを装着出来るように
RADICALに打ち合わせをしに行きました。
ウォーターラインキットの、ウォーターポンプからの取り出しパイプは
水冷GPZ1100用の純正品のパイプを使っていて
キャブヒーター用の冷却水のジョイントは、ボルトで盲栓がしてあります。
社外品のキャブレターを付けているなら、これでもOKですが
自分は純正キャブレターなので
「加工なし」で頼みました。
(画像はキットの物で加工済みです)
それと、SAMCOのホースはキットの場合、手間が掛からないように
あらかじめRADICALで、ホースを最適な長さにカットするのだそうですが
自分でホースを加工したい旨を伝えて、そのまま未加工でお願いしました。
(未加工と言ってもある程度の長さでカットはされています)
さらに、ウォータパイプはオプションでアルマイトも掛けられましたが
自分でアルミのウォーターパイプを磨きたかったので
あえてそのままでお願いしました。
それで届いた「ウォーターラインシステム」がコレです。
アルミのウォータパイプは、抜け止め加工が施されている他に
内側は段差が出来ないようにテーパー形状になっています。
90度ベントホースに関しては、自分で加工する旨を伝えて
未加工でお願いしました。
(サーモスタットからラジエーター右側の部分)
ウォータパイプを確認して、内側と外側を鏡面に磨き込んでいきます。
(サーモスタットからエンジンの部分)
(ウォーターポンプ内側からエンジン部分)
45度ベントホースは変更して頂きました。
(キットだと25mmのストレートホース)
(ウォーターポンプ外側からラジエーター右側部分)
一通り作業の終わった所で、ウォータラインシステムの装着です。
左側はこんな感じ。
上から。
右側から。
内側のパイプ。
自分のZRX1100にウォーターラインシステムを装着する時は
クリアランスが結構ギリギリでしたから
ZRX1200Rにウォーターラインシステムを装着するなら
もしかすると微調整が必要かもしれません。

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