ZRX1100の純正サーモスタット周辺です。
長年使用していると、サーモスタットカバーのアルミ部分の腐食や
サーモスタットの動作不良も、何時トラブルが出ないか気になりますよね?
そこで、出先でのトラブルによる立往生を未然に防ぐ為にも
サーモスタット周辺を、あらかじめ先にバラして綺麗にしておこう・・・
と言うのが狙いです。
動いているZRX1100から、サーモスタット周辺を取り外してしまうと
必然的に不動期間が出来てしまい、何かと不便なので
加工用のパーツを先に入手しておいて
パーツの加工が出来たら、入れ替えるカタチを取ります。
加工用パーツは多少程度が悪くても分解して加工するので
あまり神経質にならなくても実用上の問題はないでしょう・・・たぶん。
サーモスタットカバーを分解して、細部をチェックします。
アルミのサーモスタットカバーの腐食が目立ちますが
磨けば落ちる範囲でしょうか?
サーモスタットカバー内側の状態も確認します。
アルミ鋳肌の状態も確認しておきます。
樹脂製のサーモスタットカバーをチェックします。
内部は綺麗なので、小さな段差を修正する程度で大丈夫そうです。
アルミ製のサーモスタットカバーをチェックします。
内部は軽く段差を修正して、磨きこめば大丈夫そうですね。
サーモスタット本体をチェックします。
動作不良は無いみたいなので、表面に付着している不純物を取り除き
細かいバリを取り除けば再使用出来そうです。
サーモスタットの細かいバリ(プレス打ち抜きの跡)は、
耐水ペーパーの#1000で慣らして引っ掛かりが無い様にしておきます。
この後メタルコンパウンドなどの研磨剤で、サーモスタットの可動部分も
含めた全てを磨き込んでいきます。
全て磨き上げたら、余分な研磨剤を落とす為に入念に洗浄します。
アルミ製のサーモスタットカバーは、耐水ペーパーの#800→#1200で
外側や内側を仕上げて、メタルコンパウンドなどの研磨剤で磨き上げます。
樹脂製のサーモスタットカバーは細かいバリを耐水ペーパーの#1000で
修正しました。(画像が無い為、省略)
サーモスタット、サーモスタットカバー(樹脂、アルミ)が
仕上がったところで、Oリングを新品にして組み立てます。
サーモスタット本体に空いている穴の位置をマニュアル通りにセットして
後はZRX1100に組み付けるだけになります。
ZRX1100の場合、ガソリンタンクの下にサーモスタットがあるので
日常的にサーモスタットが見える訳では無いですから
必ずしも磨き込む必然性は無いと思います・・・
あくまでも自己満足って事で(笑)


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