雪を降らす、洋さんのピアノに出逢った日のことを、私は忘れません。
あのとき、風景が、ふわっと、本当に自然に見えました。後日、遠方にいる友達も、手紙で、「みえちゃんの言ってた、洋さんの雪をふらせたのが解ったよ」と、知らせてくれたことがあります。皆さんは、雪の音って聴いたこと、ありますか?無音のような記憶もあります。なんとなく、私の勝手なイメージなんです。あの音は、「ディンドーン」という鐘の音を表現しているような気もします。・・・だから、わたしの解釈は、正確ではありません。洋さんの様子や、思い入れの深い曲たちを、こうだった、ああだった、と書くのが、いつしか、とても恐くなってしまいました。間違ってたら、ごめんなさいって、いつも思います。
「BEYOND THE SEA」のイメージは、たぶん、合っていると思う。いっぱい聴いたし、実際に弾いてみたし、エレクトーン用の楽譜も書いたくらい、好きな曲だし。 私なりにできることはやってみたけれども、それでも、ほんとうのことは、誰にも解らないんだっていう不安な気持ちも、いつも持っています。
洋さんが伊織さんのために作られた曲が、とても美しくて、涙が出たことがあります。伊織さんは、そのとき、いらっしゃらなくて、「ああ、ご本人に聴かせてあげたいなあ」と、心から思いました。
そして、洋さんの想いが、私にも伝わってきた気がしました。伊織さんは、とても愛されているんだなあ、と感じました。私も、あの曲を聴いていた何分間か、ほんとうに、しあわせでした。
しあわせな気分は、みんなで分かち合いたいですね。
だけど、邪魔はしたくない、という気持ちもあります。
それでも、やっぱり聴きたい、と思ったりします。
全部、正直なわたしの気持ちです。