ベトナムのワニ飼育場、洪水により数百匹が脱走
11月12日18時9分配信ロイター(Yahoo!ニュースより)
[ハノイ 12日 ロイター]
ベトナム中部カンホア省にあるワニの飼育場で10日、洪水の影響でおりが壊れ、数百匹が逃げ出す騒ぎがとなった。当局者らが明らかにした。
それによると、同州の当局は脱走したワニを捕獲するために兵士や民兵を配備し、これまでに7匹を銃で殺したという。
またタンニエン紙の報道によると、同飼育場には約5000匹のワニがおり、従業員が逃げ出したワニの捕獲作業に追われる中、おりが鉄砲水に流されたたため、さらにワニが逃げ出す状態となっている。
ベトナム中部では、先月初めに発生した洪水で200人以上が死亡するなど、大きな被害が出ている。
このニュース文にはワニたちの写真が添えられていた。
ところがところが…
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その写真に何やら「註釈」がついている。
「写真のワニは2005年9月、ブラジルのリオデジャネイロ郊外で撮影」
……なんじゃそら?
「ベトナムの飼育場からワニが逃げ出したんだとさ。写真があればおもしろいのだが。おーい、ワニの写真はないか?」
「あります。でもベトナムのじゃありません。」
「ブラジルのワニか…。いいよ。断り書きさえつけておけば、ウソにはならないよね。」
…というやりとりが社内であったのかどうか分かりませんが、東南アジア・ベトナムの記事に対して南米ブラジルの写真を平気で添えるロイター通信の記者のセンスを疑います。
ロイターはイギリスの通信社なので、アジアも南アメリカも同じように思っているのでしょうか?
……いえいえ、そんなことはないでしょう。
ロイターの発信場所はベトナム北部の「ハノイ」です。
いっぽう現場のカンホア省は、記事では「中部」となっていますが、改めて地図を眺めてみれば、南北に長いベトナムのかなり南に位置しています。
ジャーナリズムの使命として、南部の洪水のニュースを聞いたロイターのハノイ支局では、現地を撮影する取材班を派遣しようとしたはずです。
「現場までは遠いし、交通も不便だ。妻子を残して辺鄙な所でワニに襲われて死ぬ訳にはいかない。どうしても行けというのなら訴えてやる!」と、社員が現地へ行く事を拒否したのでしょう。
ワニの写真でなくとも、水害の現場でもよかったはずです。
臆面もなく南米のワニの写真を掲載した裏側には、こんな事情があったのでは、と邪推してしまいます。

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