我が家の次女が通う保育所の学習部で平和の講座が先週末行われました。
tetsuさんに続きtomomamaからの報告です♪
メインは西谷さんのDVD「戦争あかん」の上映会です。その後、アメリカ弱者革命の著者:提未果さんの平和講演の報告を私たちtetsuさん、ママyuuさん、tomomamaが各自、思い思いに報告いたしました。その報告、まとめです。
『アメリカ格差社会に見る日本の近未来〜私たちの武器とは〜』提未果
この講演会を聞き、私が印象に残った事。
まずは、
1. 世界の富の4分の1以上を収めながら、3100万人もの国民が飢えている国
世界一豊かなはずのアメリカの国民8人にひとりが貧困レベル以下(二人家族で年収140万円以下)の暮らしだという事。
飢餓といっても北朝鮮やその他の国の難民を想像してしまいますが少し違うんですよね。(飢えって言うのは次にいつ食べ物を口にできるかわからない人を飢餓人口として数えられるんだそうです。)
それに加え、2004年に一部の失業保険が打ち切られる。健康保険がない。医療保険にも入れない国民が居る。
個人破産が多い。その半数が高額の医療費が原因で破産している。
私たちが今まで見てきた自由の国アメリカにも表と裏の顔があることを知る。
イラク戦争の発端ともいえる世界貿易センターの9.11事件を境に戦争は始まり、国民の80%がキリスト教信者だという事。そんな国民の愛国心を煽り国中は戦争色になる。
2. ベトナム戦争の後に廃止された徴兵制。そんな中徴兵制など無くても兵士は調達出来ると言うこと。そんな兵士を調達する為に存在する軍のリクルーター(勧誘者)がいる。
兵士たちに民間人の高校生が多い。その背景には貧困層からピックアップされた子どもたちに、大学に行く費用出しますなど医療保険を餌に、あの手この手で勧誘する。
要は、格差がある事(意図的に広げるとも言う)で貧しい者たちをターゲットにリクルート(勧誘)して行くと言うことです。
こんな
アメリカ社会の裏側と日本の近未来がどうつながるのか…?と、思いますよね。
3.アメリカで2002年に出来た「落ちこぼれゼロ法案」
この改正案の目的は、“全米の高校から中退する生徒の数をゼロにする”と言った表向きは素晴らしい法案。この条文の一部に...
「すべての高校は生徒の親から特別な申請書が提出されない限り、軍のリクルーターに生徒の個人情報を渡さなければならない」とあるそうだ。
各州の教育委員会は、すべての州立高校にこの法案に従うように通達を出した(拒否した場合は、政府からの助成金が打ち切られる)と言うことなんです。
数ヶ月前この日本でも執り行われた我が家の長女中三も受けてきました全国一斉学力テストってのがあったのですが、このテストを作成しているのが、国ではなく..受験産業大手のベネッセさんなんですよね。(もちろんベネッセさんに何の罪もございません)
すごく膨大な個人情報をいともかんたんに入手してしまったという事です。
おまけにこの試験の最後に質問らんがたくさん並べられていたらしいです。例えば家に何題パソコンがあるかなど。。よく見るテレビ番組は?など。
このテストのおかげで各県・各学校のレベルが一斉にわかります。
これが直接アメリカと繋がるかは定かではありませんが、上記の法案(落ちこぼれゼロ法案)と似ています。
アメリカの後を着々と進んでいる気がしないでもない日本。
4. 誰もが無料でダウンロード出来る陸軍のオンラインゲーム
アメリカ軍が10代の若者たちを勧誘するもう一つの手段。方法の一つで無料でダウンロードできるパソコンゲームです。イラクでの犠牲者数が増える一方でこのゲーム利用者は一日平均3000人から4000人にも登るんです。
ここからは提さんの書籍を引用させて頂きます。
「ゲームの中で子どもたちは、アメリカ軍の一兵士として実際に軍が使用しているアイテムを手にリアルな戦闘を体験するんです。(中略)問題が起こったときに暴力で解決するのが正しいという風に子どもたちを洗脳するのです。爆音と共に敵の身体が真っ赤なばらばらの破片になって辺りに飛び散る映像も回を重ねるごとに何とも思わなくなって来る。子どもたちの感覚を麻痺させて殺しに関する最上な判断力を徐々に壊していくんです」
それによって、軍で実際に行われている最新の訓練を子どもたちに疑似体験してもらうため。それはつまりそれだけの人間が軍の基礎訓練を一通りバーチャルで終えたことになる。ユーザー(登録者)は今も尚増え続けている。
ここまでの流れを見ると、私たち親が無関心と無知であるって事が一番キケンなんことなんだとおもえますよね・・
まず
アメリカのほとんどの国民がこの戦争の意味を理解できてないという事。無関心・無知だという事が印象的でした。
(日本もかくゆえ同じ気もしますが…)
5. 報道(メディア)の規制があるという事
アメリカの中でも大都市に行けば衛星放送もありますし、少し個人のアンテナさえ高くしていれば色んな情報が入って来るはず。
それでも、小さな州なんてのは、民放なテレビだけが情報源で、新聞も取っていない。そのテレビ(メディア)自体が本当の情報を流していない。と言うこと。報道の規制があるという事に一番のショックを受けました。
民放のメディアが報道するのはオブラートに包まれた、おまけに兵士たちを讃え、星条旗をもったアメリカ兵士の雄姿を映し出すだけの映像なのです。イラクの国を民主主義に変え平和な国に変える為の戦争だとほとんどの人が思っているわけです。
報道の規制がなされる為アメリカ全土の民間人にまでは正確な情報はまず、届いていないと言う事ですね。
イラクの子どもたちや民間人が無差別に殺されている所、やるかやられるかのそんな精神的に極限状態の兵士たちの状況などは全く映し出されていないのです。
今も尚、劣化ウラン弾の後遺症に苦しむひとたち。アメリカ兵でさえ、その後遺症で苦しんでいる。・・・戦争に行くと言うことは、最初から英雄でも何でもなく、要は、アメリカ政府や一部の大企業の経済対策のための捨て駒でしかないんです。
6. 電子投票機の導入
数年前全米のブッシュさんの大統領選でも電子投票機ってのが導入されたんです。
(…所詮コンピューターですからどんな風にもいじってしまえるって事ですよ...悲)
この時の大統領選でイカサマ極まりない出来事の多くが報告されているのにもかかわらず、私たちのような一般市民(弱者と呼ばれる人たち)の声は大きな声に飲み込まれかき消されていくということです。。
起こってはいけない事が現実に起こりうる世界。
「一握りの富める者が、それ以外の人間全部を下へ下へと押しつぶして苦しめてながら、海の向うで戦争を続け、 さらに金をもうけるようになっている」
この日本でも少しづつ皆も気付き始めているはず…貧困の格差は少しづつですが着々と進みつつありますよね。
徴兵制が無くったってこんな貧困者が増えることで戦争は成り立つんですよ!
最後に...
そんなアメリカで今、イラク帰りの米兵たちが声を上げている。目的は本当の敵をみんなに知らせる事。
敵は政府?大企業?それともマスコミ?・・どれも違うと彼らは笑う。
「本当の敵は自分たち国民の無関心だ。それに気が付いたとき初めて、俺たちのゲームが始まる。」 武器は・・・?と聞くと驚くような答えが帰って来た。
「選挙と、君の国の憲法9条。今、イラク帰りの兵士たちの間で憧れなんだ」と(提さんの書籍から)
米兵とイラク国民、被害者・加害者全ての者たちがこの戦争の犠牲者なんだと思えた講演会でした。
今、自民党の安部さんが改憲改憲と言う中、じっくり考えてみると…アメリカと同盟国の日本が今まで戦争で人を殺さなかったのはこの国の憲法9条があったからなんだということを強く感じました。
これが日本の行く末かと不安になる人もいるだろうけど、最後に言うならば、日本はまだまだ捨てたもんではないと私は信じています。アメリカと同じ道を辿っていくとも思いません。
この提さんのような方の講演が簡単に聞けたり、このようなジャーナリストが書く「報道されないアメリカ弱者革命」のような本が賞を取ったり、あちこちで平和を願うひとたちが立ち上がってきてるという事。
もちろん、そんなボロボロになった帰還兵たち、戦争で子どもを亡くした親たち、決して富人ではない(日本で言えば私たちのような一般人)…けれども、弱くて、強い人達。
そんな人達があちこちから集結し始めています。反戦を胸に立ち上がる人達が、今、アメリカ全土で増えてきています。
過去の歴史を振り返っても大きな革命は弱くて強い人々から作り上げられたものが多く残っています。
私の母は戦争経験者です。
「戦争で亡くなった兵士、たくさんの人の命の代償として生まれたのが憲法9条なんだ」…と。
選挙での私たちの小さな一票が集まらなければ、憲法9条も改憲され戦争の出来る国に変えられてしまうんだということに気付かされた今回の「アメリカ格差社会に見る日本の近未来 〜主催/核戦争防止和歌山県医師の会〜」 平和講演会でした。
小さな力しか持たぬ私たちですが、まずは無関心をやめて、今、ここから知ることから始めなければと痛切におもった一日でした。
(これはあくまでも私目線で見たこと聞いたをつらつらと書きまとめました!長文失礼致します。)