子連れ9条の会メンバーの多くが通う保育所で、
昨日「平和講座」がありました。
イラク戦争や日本とアメリカの関係についてなど、
ちょっと説明したあとで、
西谷文和さんの「戦争あかんDVD」を鑑賞し、
さらに堤未果さんの講演会の報告を3人が話す、
という密度の濃い講座でした。
認可保育所の保護者主催でこういうのをやれた、ということが、私としてはしみじみと感激でありました。
さて、堤さん講演会の報告として、私も憲法9条関連で話したのですが、まとまっていなかったり、言い足りなかったり・・なので、自分のメモも兼ねて、ここに整理しておこうと思います。
テーマは、↓これです。
◎軍隊がなくて、ほんまに大丈夫なんか?と心配な方へ◎
私が思う大きなポイントは2つ。
★1 よその国がほんまに攻めてくるんか?
★2 軍隊があれば、ほんまに国民を守れるんか?
★1 よその国がほんまに攻めてくるんか?
イラク戦争も「大量破壊兵器がある」と言って始まりました。だけど、なかった。しかも、アメリカ政府は「実は無い」ということを知っていたという報道もありました。戦争は、ウソから始まるのだ、と思うのです。日本の前の戦争も大東亜共栄圏を守るんだ!と言って始められたのだし、最初から「攻めにいくぞ」と言って始まる戦争は、今の時代ありえない。
そうすると、メディアや政策によってありもしない不安を煽られているのではないか、ということを私たちは考えた方が良いと思いませんか?
たしかに、北朝鮮がミサイルを撃ったり、核実験をしたり、怪しげな行動をしています。だけど、庶民レベルで言えば冷静さを保つこと、国家レベルでは、ねばり強く対話の努力を続けることこそが重要ではないでしょうか。
★2 軍隊があれば、ほんまに国民を守れるんか?
堤未果さんの話の中から。「9.11事件の後、アメリカではテロに備えるために銃を持つ家庭が増えた。しかし、それで安心・安全が増したかというとそうではなかった。例えば、家の裏で物音がしただけで怯えて銃を構えることが出てくる(鍵を忘れただけのその家の住人かも知れないのに)。子どもによる誤射も相次いだ。結果、銃による事故が増え、犯罪が増え、命が失われた。」
日本には、沖縄を初めとして米軍基地がたくさんあります。基地があれば守ってもらえるから安心か?というと、やはりそんなことはないのです。米軍基地の周辺では、兵隊による暴行・殺人事件が頻発しています。ちょっと調べてみたら、「復帰後の1972年から2004年までの間に米兵が起こした強姦犯罪は、沖縄県警が掌握しているだけで120件を超える実態」公務上・公務外、海上から航空機・道路交通事故まで含めると、毎年2000〜1000件。ここ10年ほどは、800件〜1000件の事故が起きています。(『沖縄−平和への道』糸数慶子著より)
太平洋戦争を振り返っても、日本兵は住民を助けなかったのではないでしょうか?もちろん、たすけたこともあったと思いますが、本質的には、軍隊は住民を守るために働いたのかどうかといえば、私は違うと思います。
つまり、軍隊があったって、住民の命がまもられる保障はないのではないか。先の戦争で、日本人にはそれが身に染みたから憲法9条の「戦力不保持」につながったのではないか。したがって、政府がすべき最大の防衛は「外交」なのです。「対話」と言い換えてもいいかもしれません。同様に、庶民レベルでは友好親善を深めること。
戦争協力に費やしている予算を大幅に減らし、人道支援のNGOを介して難民支援、環境保護、地雷撤去などなど世界の平和構築のために使う日本であるならば、攻めてくる国があるでしょうか。もしあったとしても、その国は、たちまちのうちに世界中から非難を受けるでしょう。
・・・・と、話は長くなりますが。
軍隊があれば・・・というときの「軍隊」って、実際に命をかけるのは誰よ?と考えたらそれはやはりノンエリートで貧乏人のうちの息子みたいなヤツのことだ。これも、大きなポイントですね。
・・・しかしながら、ここまで話して書いてしまってからつけ加えるのもなんなんですが、
たとえ意見の相違があろうとも、私たちの平和のゆくえについて関心を持ち、お母さんたちの話題に乗せるということがもっともだいじなんです。政治や平和ネタをタブーにしないで。講座をきっかけに、おしゃべりが広がればいいな〜と願います。
***注***
ここで言うおしゃべり・議論・話題・・・は、スーパーや保育所の駐車場やリビングでお茶している時のことを言うのであって、本ブログや掲示板で皮肉と嫌がらせに満ちたコメントの応酬を繰り広げたいわけではありません。そのようなコメントをいただいても、応える能力も意欲も私たちは持っていませんので、さくさくあっさりと削除させていただきますことを、ご了解下さい。