報告
「枕崎愛人が今何をなすべきか」 長井正寿
長井先生は枕崎出身者です。下の写真の黄色い服の方。
画像は、町の様子、水没した危険な地域 現地での被災リーダーたちと。
あだや昨日まで、下らん医師会が集めた、JMATの第一派遣部隊として
宮城の七が浜という津波で沈んだ町の救護所にいっちょったど。
人間の無力さ、ちっぽけさに打ちひしがれながら、でもできることを
精一杯の愛と尊厳を持って、被災者の方々の治療をさせてもらいました。
それとともに現実は医療派遣車両であろうと、ガソリンの確保もままならず、
食べ物も水もそうですが、とにかくお風呂に入れない苦しみと、床に寝袋で寝ることの
つらさ、排泄のスペースさえ確保できず、下水ももちろんないので大便を我慢して結果
便秘になり、細菌性腸炎に移行する人。
避難所にいろいろなダストが蔓延して、急性アレルギーから、気道閉塞になりかかる人。
ゴールの見えない避難所生活、肉親をなくしてしまった喪失感からくる精神的な症状
など、劣悪な環境であるが故に、起こってしまっている疾患が、インフルエンザなどより
よほど多かったです。
今回は、本当にあまりに酷い災害で、今はこの第一線の地に赴いて
現実に体験したことを医師人生の糧にするなんて、とてもいえません。
昨日は本当に、うつ状態でした。突然感情失禁して涙が出たり、
かと思うと、おいしい御飯を食べることに現実逃避をしたり、
post traumatic syndromeになっている自分に気づきました。(精神的外傷)
でもこの現場での経験を少しでも多くの、人に伝えることが僕の務めだと思い、
重い内容ですが、あえて伝えさせてもらいました。
今は物資はある程度足りてきて、被災者の方々に必要なものも移行しています。
体育館の床は寒くて、硬くて高齢者の方々は、床ずれがおきだしています。
毛布があれば、もしくはエアーマットがあればそれを軽減してあげられます。
それと靴下!これはほとんどサイズの差がないので多くの人に渡すことができます。
最後に手紙です。
実は今日は、本当に死ぬかも知れないと思いながら、
被災地に行く道すがらのNHKラジオで、被災者の高齢の方にあてた手紙を読み上げられたとき
、最後に「大好きだよおじぃちゃん、おばあちやん」という呼びかけがあったとき
涙があふれました。
ラジオは一瞬ですが、手紙は手渡すことで心の支えになります。
医療とは別にこれを小学生に書いてもらい、届けるという活動もしようと考えています。
語り部にならんといかんち思ったでよぉ。
又4月にいたっくっど。

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