あれから一週間が経つ_
西とは険悪なムードを引きずることもなく、いつも通りの関係で
そもそも....
「…矢井」
矢井「…何ぃ?」
西「…今日ちょっとテスト範囲のこと聞きに職員室寄るから遅れるわぁ」
矢井「…ぉぅ…わかった待っとる」
西「…ごめん」
矢井「ぇーょっ」
そもそも、西とは学校では余り話をしない
それと言うのも....
中学生とは色恋に敏感なもので、誰それが付き合っているなどと一度でも囁かれれば、噂は一気に広がる
私はそれがキライだ……
それは、かつて私も 人の色恋を面白おかしく囁いた、大多数の一人であったからだ......
私と西が付き合ってる事は、誰もしらない
…しかし、中学生の私達にとって彼氏がいると言うことは 自慢出来る事であり、私と言うステータスの一つになる
うだうだと祭り上げられる、うざい時期を越せばいいんだけど…
別にいい……そろそろ卒業だし、卒業してしまえば全ては丸く納まるんだ
………卒業
卒業するまで付き合ってたらの話.......
(…………ごめん)
(ごめん……………
座るとこ探そうか)
矢井(…西は悪くないから、分かってるから…っ)
幾度となく寄せては引き、止まない
罪悪感...._
コッコッコ....コツコツ
西「ぉーぃ
西「…結構待たしたな。ごめん、帰ろっかっ」
矢井「ぉぅ」
....あれから西はよく謝る様になった
それは どこかまどろっこしく、胸に蟠りを募らせた...
西「で、今日なぁ。聞いて?ぅちのクラスでガラス割った奴おってな。昼休みん時やねんけど」
矢井「…ぁぁ、ァレ西のクラスやったんゃ。水橋先生めっちゃキレてたやんなぁー」
西「そぉAャバィくらぃ恐かった。てか、割ったん結局、誰かわからんかってん。でも多分2組の奴やで」
矢井「ぇーまぢで?ぁの人?♪〃」
いつもどおり 会話はたわいなく…湧いては、消える
あの日の話は暗黙の了解の様に、会話に出してはいけないとされている
まるであの日は無かったかのように葬り去られ…私達の思い出は 一分一秒、今この時も休み無く塗り重ねられていく
矢井「……………」
西「…で…なぁ。この前言うたヤツやねんけど」
矢井「…ぇ、何ぃ?」
西は唐突に問うた
西「ホラあの日の…………アレ」
そして互いに少し思い浮かべる アノ日
そして 雰囲気に混じる若干の戸惑い
西「………………」
矢井「……………」
こうなるから話したくなかったのに
矢井「ぁ、家遊びに行くって言うの?」
私は少し声を張り上げ、この何とも言えないヌルイ雰囲気を取り払った。
これにて一件落着
西「…そぉ……ぁの…いつにするかって思って」
矢井「………ん」
悩む素振りを見せたが、既に答えは出ている
西と行動を共にするに能っては、私の頭の中の計算機を使う
そしてこの計算機から出された答え通りに行動をする…私はそうしている
…計算機から出された答えは?
矢井(正直、朝から西と一緒にいるのは無理)
...そう
きっと長くいればいるほど、続かないし
...もぅあんな思いはたくさんだし…
矢井「…今日無理ぃ?」
西「ぇ、今日っすか?今からかっ?」
矢井「一緒にテスト勉強やろうやぁ」
西「…まぁ………今日ォカンおらんし、ぃぃけどな」
矢井「ぇー………変なこと考えんとってやぁ?」
西「っばれたっ?…そりゃ、矢井見てたらそんな気もおこるしなぁーカワイイから」
矢井「……」
西「ごめん?!引かんとってー」
...極自然にじゃらけ合う
矢井「守っとくもん」
西「無理。俺の方が力強いから♪〃」
矢井「こっちには技があるもん♪〃」
西「はぁ?笑〃」
西とは大分打ち解けて来た
今は前にも増して一緒にいるのがいい、楽しい.....
_ずっとこのままでいい
二人で帰るこの時間、このままがいい
これがいいんだ…無理はしたくない
あんなザマになるならヤだ
そう思っていた......
西「………………」
_お前は俺のこと、分かってないよ
.........................................Next

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