YahooのMeatOut よりコピーさせていただきました。
是非ご一読くださいますように。
エコを取るか、肉食を取るか…(1)
肉を食べ続けていると、環境破壊になるのか?
建物の暖房や輸送機器の燃料などが地球に与える影響はしばしば問題にされる。しかし家畜が、食糧危機と地球温暖化という2つの問題に悪影響を与えていることは、あまり語られていない。FAO(国連食糧農業機関)の報告書によれば、2002年には6億7000万tもの穀物が家畜用飼料になっている。これは全世界の穀物生産量の3分の1前後に上る。食肉産業は、地球上の耕作可能面積の実に40%をむさぼっているのだ。
2030年までに食肉生産量は倍増すると予測される。家畜用飼料に当てられる耕地が増えれば増えるほど、食用穀物の栽培に当てられる耕地の面積は減少する。これが地球上の貧しい人々が手に入れる食料の価格を高騰させることにつながってしまう。この問題は、数億人が飢えるというだけでは済まない。食肉の生産は、アル・ゴア元米副大統領も言うとおり、暖房設備に次ぐ気候温暖化の大きな原因になっている。
エコを取るか、肉食を取るか…(2)
FAOによれば、温室効果ガスの18%は家畜が産み出している。とりわけ牛は、人間の活動により排出される二酸化炭素の9%にあたる量を産み出している。さらに、二酸化炭素の約300倍の温室効果を持つ亜酸化窒素の排出量のうち、家畜によるものは65%も占めている。大半は家畜の糞尿によるものだ。また、 二酸化炭素の23倍の温室効果を持つメタンの排出量の37%も、やはり家畜によるものだ。
さらに飼料の生産から食肉の輸送まで、莫大な化石燃料を費やしている。肉を食べるだけで、想像以上の二酸化炭素を排出することになる。一般的な4人家族の家庭で計算してみると、食肉のために年間1000リットルを超える化石燃料が消費され、2.5tの二酸化炭素が排出されることになる。これは、平均的な排気量の自動車1台の排出量半年分に当たる。 地球温暖化を避けるため、農業分野でも亜酸化窒素とメタンの排出量に規制を設ける必要がある。しかし国際会議の場では、ほとんど議論されることがない。
地球、そして人類の将来を案ずるなら、肉食にも目をむけるべきであろう。飼料生産から食用穀物の生産への転換と、食生活の見直しが今こそ必要となっている。
from Italy「レスプレッソ」(イタリア語)より
L'ESPRESSO:イタリアの週刊誌。39万部発行。1955年創刊。政界や財界の大物のスキャンダルを追う。読者層はエグゼクティブ、知識人、学生などで、ウンベルト・エーコなど著名人が定期的に寄稿する。
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