2011/8/5
「The King's Speech」
Films
久しぶりに映画を観に行きました。
前から見よう見ようと思っていたんだけども。うちの近所の映画館で上映してたのでぷらっと観に行ってきました。
「英国王のスピーチ」Colin Firth主演。
第二次世界大戦直前の頃が舞台で、George5世が亡くなり次の王位継承者として一旦即位したけど、アメリカ人の女性との恋愛結婚を望んだ兄が王位を退いたので即位することになったGeorge6世の話。現在のElizabeth 2世のお父さんに当る人のお話です。
吃音、どもりの矯正のために出会った一人のセラピストとの対話、友情の話。
ネタばれになるかわからないけども、セラピストとクライアントの関係を見るという観点でも面白い映画でした。自分がそういう職業なので、相手とどのように関係を築くかお互いの尊厳を損なわずにセラピーを行うか。人間相手だから、型通りにはいかないわけで、そこら辺を様子見ながらやっていく所はセラピストもよほど人間的に出来てないと大変だなあ。場数を踏むことだなあと思って見てしまっているのでした。
媚びたらだめね。自分を低く見積もっては駄目。
だけど、奢りの気持ちは持たず、あくまで対等に。
難しいなあ。
と、セラピスト目線で見てしまった映画でした。
Harley streetというのは、ロンドンで働いていたお店のそばですけれども、有名な高いプライベートのお医者さんに会える所です。お家みたいな建物の中にオフィスがあってその中で開業しているのです。当時はどうか知りませんが今は心療系が多いよ。Harley streetに行けば?なんて言うと「メンタルやられてるね」という意味でもあります。
煮詰まった王様とLionel Logue(セラピスト)が散歩していた公園は、Regents Parkですね。公園の東の方を歩いていたみたいですね。あのまっすぐな道は。
Sandringham宮も出てましたね。その宮殿のある森の中をバスで通ったことはありましたが宮殿の様子と言うのは皆目見当付きませんでしたので面白かったな。
英国にいた時に、この兄弟のエピソードを基にしたドラマをやっていて見たことがありました。
このColin Firth演じるGeorge6世のお兄さん(Edward 8世)の恋愛結婚というのも今でも語り草な有名な話なのです。Ms Wallis Simpsonというアメリカ人女性バツ1だか2。離婚歴のある女性と英国王が結婚するなんて言語道断。というわけで王位を捨てて彼女のもとへ飛び出して行ってしまったの。
この二人の事は結構有名で、このSimpson夫人のポートレイトとかも、National Portrail galleryにあったかと思うよ。
この女性のドラマも去年製作されたそうですね。
それから、本編の映画の中でも一言だけ出てきたGeorge 6世の弟についてもドラマ化されていて、それは観ました。てんかん症で、人前には出さずに育てられていた王子の話。"The Lost Prince" (BBC 2008)
こうして少しずつ閉鎖された王室の様子が明かされていくのは、興味深いですね。
Princess Anneの若いころ、荒れてた時期のドラマというのも面白かった。別に王室ファンではなくても、あの人たちも人間であって一般市民と同じように感じたり、悩みがあったりするのだ、と人間性を知ることが出来るのが私は面白いと思う。
Colin Firthというとやっぱり、私などは、1995年のBBCドラマで見た"Pride and Predjudice"のMr.Darcyですね。ハマリ役でしたからね。以来、19世紀とか20世紀初頭の時代ものには良く出るようになったのですね。その時代の顔を持っているのよね。
そして、この映画では、そのPride and PredjudiceのMiss Elizabeth Benett役の女優さんも出ていたのね!懐かしい顔だ。私は1995年にも6か月いたのよ。その時に放映していて19世紀初頭の英語とか分からなかったけど毎回見てました。とても良い出来のドラマです。
あ、このドラマに出てきた怪しいVicarもチョイ役で出ていたよ。オーディションのシーンで。
私、映画って単館物とかマイナー路線が好きなので、ある意味シネマコンプレックスとか嫌いなのです。デパートみたいで。中はクラブみたいで。映画館は映画を見に行くんだからね。そりゃ、たまには綺麗なふかふかの椅子で音響もバッチシのひろびろとしたところで見ても良いかとは思いますけど。私、昔高田馬場で体育座りして見る映画館でバスター・キートン観たりしてましたからね。そういうシネマコンプレックスでは、バスター・キートン上映してくれますかね?するわけないよね。だから、嫌いなんだよ。
と、毒を吐いちゃいましたが、久しぶりに自分らしい休日をおくれて私は幸せなのです。
こういう日を増やしていこう。

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