2010/6/14
Holland Parkは、High Street Kensingtonを西に歩いて10分くらいの所にある公園です。公演を北に突き抜けて行けば、Notting Hillにも出られます。
公園が多いのが、ロンドンの好きなところです。
とはいえ、Notting Hill辺りでは、このHolland Parkくらいしか公園らしい公園がないから、そうでもないかな。まあ、足を延ばしてHyde Parkに行けばいいのか。
ここは街中にある公園にしてはかなり広い敷地です。
夏は花壇を眺めながら散歩したりするのがとっても気持ちいい。
今の季節だったら薔薇が咲いているでしょうね。
薔薇園があって、そこは結婚式が挙げられるようなFunction roomがあったりするんです。いいわねえ、憧れるわぁ。
Holland Parkは、何故、Holland なのか?と疑問に思ったことありませんか?
ちょっと調べてみたのですが、ここは、19世紀までHolland mansionというお屋敷があった広い敷地の個人所有地だったのだそうですが、売却されたことと、この地域の大規模な区画整理が19世紀半ばから始って公園になったのだそうです。公園にするときに、以前Hollan mansionがあったからその名前をつけたんだって。
区画整理ときいて、ピンとくれば結構、ロンドンの歴史詳しいじゃん、ってことなんですが、1851年の大英博覧会の会場が現在のHyde Parkに決まってから始まったのです。それまでは、およそ現在の様子から想像できないほど田舎だったんだそうです。畑とか牧場とか家もあまり立っていないような田園風景が広がっていたのです。
South Kensingtonの駅前からV&Aとかサイエンス・ミュージアムの間を走る広い道路をExhibition Roadと呼びますが、それはこの1851年の博覧会の時に作られたからなのですね。
博覧会が終わってから、当時の展示品や、コレクションを保存して展示できる場所を用意しました。それが、Victoria and Albert Muserumなの。
1850年代は、大英帝国の栄華の頂点だったと思います。巨大な施設を当時の最高の技術で建築させることもすごいけど、まず文化施設に力を注いだことが非常に興味深いと思います。
Royal Albert Hallも、Exhibition roadからちょっと左に行くとありますが、これもVictoria女王の旦那さんのAlbert公の為に作られたのだそうです。ただ、完成してまもなくAlbert公は亡くなってしまい、Albert Memorialをホールの前に立てたのですって。
Albert hallの周りにはRoyal Academyがあります。知る人ぞ知る、というか結構有名なんですが、芸術学校です。音楽学校、美術学校とそれぞれ権威ある大学でKensington Goreという道にあります。昔の同僚がここでファッション・デザインを学んで、今は有名なブランドで働いてるよ。それまですごく苦労してたけど。
ここら辺の道は、S字カーブになっていて特徴的です。
超文系のキャンパスがあるかと思えばここには、Imperial Collegeというこれまた秀才じゃないと入れないScience大学があります。超理系。ここでも、私の元同僚が通っていたけど、この子は仕事では、口が悪くて悪い冗談ばっかり言っていて面白い子だったんだけど、ふと休み時間に物理の問題を解いていたりして、(放物線の問題だった)「すごい、こんなの分かるの?!」「けっこうおもしろいよ!」と言っていた。尊敬!の一言です。
国が栄えている時に、文化や教育に投資するというのは、きっと日本のバブル時代でもあったと思います。もしかしたら、19世紀の大英帝国をお手本にした点もあったのかもしれませんね。ただ、それが礎として後世にも残るか、というのは手渡された世代にかかってくるのですね。
以前にもこの公園について記事を書いたことがあったと思いますが、その時に孔雀が公園内に放し飼いされていることにふれたかもしれません。
なんて立派な羽根なんでしょう!
昔は、(今から10年くらい前)には白い孔雀もいたんです。ここ最近、この公園では見かけなくなったのでいなくなってしまったのでしょう。
で、これが白い孔雀がいたって証拠写真!
白い孔雀なんて珍しいよね?
いづれ、あやめかかきつばた。
Holland Parkの周りは、文化人が多く住んだ居住区でもありました。今も「超」がつくお金持ちの地域です。19世紀のRoyal Academicianとか画家、写真家、建築家などなどがこのKensington地区に住んだそうです。もちろん、ここ以外にも田舎にCountry houseがあるんですよ。この地域の住居は、Town houseと呼ばれます。住むための家、というよりも仕事をするための家、ロンドンに用事があるときだけに使う家、とか。金持ちのスケールって分かりませんねえ。
公園の南西の出口から、少し歩いたところに画家のLord Frederic Leightonの住まいだったLeighton houseがあります。過去記事もチェック。
Cromwell roadを車で走ると、古いVictorian houseが見られます。家によっては、大きなガラス張りの天窓がある家があるのですが、これらは皆当時、写真家や画家のスタジオだったんだろうなあと思うんです。
そういう古い建物をみて、この地域が以前どんなだったかを想像するととてもわくわくするのです。


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投稿者:milou
るーとさん
お元気ですか?
日本に戻り、久しく立ちましたが今は思い出の日々をブログで綴っています。
緑の季節の散歩、いいですね。
投稿者:るーと
散歩好きの私には羨ましい環境です(^^)