2009/10/27
もう、いつのことか、記憶が曖昧になってきたんだけど、8月のことです。
恋人とランチデイトをするので、彼の仕事場のそばの、Barbicanで待ち合わせしました。
今回は、Barbicanのことじゃなくて、その真反対にある、Smithfield Marketのことです。
Barbican周辺は、オフィス街。Cityからもまあ、そんな遠くはなく、都会的な所です。ただし、1970年代で時間がとまっている、という感がなくはないですが。
その都会的な空間から踵を返し、まずは、どこかでお昼を食べます。
この辺は、前回の記事のMaryleboneとは違い、お昼やお茶ができるような気の効いたところはありません。
あるとすれば、Workmen御用達のCafでしょうか。恋人の好み、もありますが。「好み」というと語弊があるけど、彼にとって入りやすい場所、は、Apostroph的なところではなく、名もない、昔からある「食堂」です。
しかしね、古い食堂ほど、何気ないEgg and chipsが美味しかったりするんざマス。
んで、二人は、Fry upsでお昼をします。はああ。満足感。
英国のFry upは不健康そのものなんですが、多分、日本で外で食べられない物で、一番懐かしく思うものでしょうね。これからは、自分で作らなくちゃ食べられないよ。
ていうか、あの、何が入ってるか分からない、安価で、大男の指みたいなソーセージって、日本で探すのめんどくさいかな。
ま、その話は、いいや。
お昼を済ませたら、腹ごなしにカフェの周りを歩きました。
カフェを出てすぐに、St.Bartholomew the Greatが!
「あ、ここにあるんだ!アタシこないだここに来たよ。Barbicanにこんなに近いんだ何て思わなかった。なんだ、そうなのか」
その時は、St.Paul'sの方から歩いてきて、Fleet Streetへ戻っていったのよね。Barbicanから帰れば、楽だったのよね。バカ。
過去記事に、この教会へ行ったことが書いてあるので、探してね♪すごくきれいな教会なのです
そうか、まだまだロンドンの土地勘はDeveloping中な私です。
この教会がわかって、今自分がどこにいるかはっきりとしました。私たちは、その教会のはす向かいにある、ロンドン一大きな肉専門の市場、Smithfield Marketのまん前にむかっているのです。
精肉市場は、朝早くに終わってしまうので、昼間行ってもだあれもいません。肉の一かけらさえありません。
中は、こんな感じ。
冷凍したお肉をこの奥でせりにかけるのでしょうね。
外から見た、市場の建物。言わずと知れてますが、もちろん、Victorianの建物です。
ただし、このSmithfieldの辺りは、ロンドンでも一番古い地域に当たるのです。こんな立派な精肉市場など影も形もなかった時代から、St.Bartholomewは存在していたし、なによりも、この辺りは、実は医学的な分野で発展してきていたのです。
この頃読んでいた、Nicholas Culpeperの本で、ここの地名がよくでています。Cheapsideと言う名前の通りには、Culpeperが仕事で訪れた場所だそうです。
医学的、ときいて、クリーンなイメージが浮かぶかもしれませんが、中世から近代にかけての医学と言うのは、まだ未発展で、魔術的な分野と、解剖生理など科学面の分野とが共存しているような状態だったそうです。
Cheapside、"Cheap"は古英語で、「市場」と言う意味で、Smithfieldがその名残りをみせるように、このあたりは、商人が商いをするところだったそうです。
そして、そのすぐそばに、St.Bartholomew hospital(愛称St.Barts)という有名な病院ができ、ロンドンいくつかある医学者の研究する場所にもなっていたのです。
なぜ、この場所に病院とか、医学研究の場所があったのか。
それは、St.Bartholomew churchのすぐそば、このSmithfield market辺りには、処刑場があったから。処刑された人体の解剖を腐敗する前に、すぐ横の病院で行っていたわけ。
Nicholas Culpeperも、人体解剖のために、ここや、Tyburn(現在のSpeakers' corner)に通っていたのだそうです。
と、こんなGrimmyな話を読んでいる時にここに連れてこられたので、かなり、強い印象をもてました。そして、かなりはっきりと、本に書かれている時代背景を把握することができました。
恋人は、このCheapsideにある公衆電話から日本に電話をしてくることがあるよ。hmmm....
この辺りの地名も、古いロンドンの名残りが見えてきて楽しいです。一番上の写真のStreet nameもロンドンの歴史が隠れていそうな名前です。
ほそ〜い建物。
Facadeだけが残っているのかな?
向こうには、Barbicanの建物が見えます。
Barbican駅の通路からパチリ。
向こうに、緑色の屋根が見えますけど、それは、Smithfield Marketの屋根です。
この駅、地下鉄の駅なんだけど、なんで地上?と思うでしょ?
前回の続きみたいですが、Metropolitan lineが通る駅は、古いんです。Kings Crossよりも東の駅、つまり、FarringdonとかBarbicanとかMoorgateとかは、地下というより、地下から吹き抜けになっている構造なのです。それは、当時走っていた列車が蒸気機関車だったので、吐き出した煙を逃がす必要があったわけ。それで、トンネルがところどころで屋根がなくて、吹き抜けになっているのです。わかりますかね。建物がう〜んと上の方にみえるんですよ。天井がなくても、地下なんざんす。
こんどは、Barbicanに行ったこともお話ししましょうかね。
んでは。

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