2月25日付・読売社説 [荒川「金」]「強い選手をどう育てていくか」
(抜粋)日本中が、待ちに待った瞬間だった。トリノ五輪で初のメダルが最高の「金」。フィギュアスケートで、荒川静香選手がやってくれた。
「おめでとう」。早朝のテレビに、そう語りかけた人も多かったに違いない。「夢をありがとう」とも。
メダルゼロのまま、大会も終盤を迎え、ここで取れなければ、という思いは選手たちにもあったはずだ。重圧の中でも、荒川選手は冷静さを失わなかった。日の丸を仰ぎ、君が代を唇で追う。フィギュアの女王は、本当に輝いていた。

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残念ながら早起きをして金メダル獲得の瞬間に立ち会うことはできなかった。フィギュアスケート女子で荒川静香選手が前半のショートプログラム(SP)の3位から逆転の金メダルを獲得。
報道を通して荒川選手の生い立ちやオリンピックにかける心情を理解するにつけ、身内が演じているような親近感を持ってしまった。のびのびとした演技と金メダルの獲得に、喜び感激した方も多いのだろう。
しかし、読売社説の「日の丸を仰ぎ、君が代を唇で追う。」の記述はよけいではないか。明るいニュースに併せて国民的に議論のある、日の丸 君が代をわざわざ持ち出すこともないだろう。
それをのぞけば社説の語る、スポーツ選手がのびのびと練習できる環境作りなど重要な課題だろう。
●スポーツに関わり国旗や国家が話題となる。当時の国会討議より社会民主党と共産党の質問をを資料として引用しておきます。君が代日の丸の何が問題なのを理解するのに有用と思います。
(資料)一九九九年六月二九日 衆院本会議 国旗・国歌法案の提案趣旨説明と質疑
http://www.suita21.net/~zenkyo/h2k/h2k-dict.html
○社会民主党・護憲連合 清水澄子
日本の国民は、自分たちの国の旗や歌について今初めて議論を始めたところであります。国民主権を尊重するなら、十分国民の声を聞くべきであります。それでこそ国民が納得する国旗・国歌ではないでしょうか。総理の見解をお伺いいたします。
旧帝国憲法のもとで、君が代と日の丸は、天皇に忠誠を誓わせ、軍国主義へと国民を駆り立てました。また、日の丸はアジア太平洋地域における日本の侵略と植民地支配のシンボルとして使われました。
○日本共産党 筆坂秀世
日の丸・君が代には、いずれも一世紀前後の長きにわたって国民に国旗・国歌だとして押しつけてきた歴史があります。それでもなお国論が二分しているのは、これが憲法の主権在民とは相入れないこと、また、侵略戦争の旗印とされてきたという独特の負の歴史と意味を持っているからであります。
(資料)●毎日新聞と朝日新聞の本日の社説より引用。
毎日
国内ではこのところ心の晴れない出来事が続いているが、メダルひとつでこれほど勇気付けられた思いがしたのは、いつ以来か。これこそ五輪、あるいはスポーツの魅力なのだろう。
朝日
最終日のフリー演技を荒川選手は3位で迎えた。印象的だったのは、最後まで正確に舞い続ける冷静さだった。
1、2位でスタートした2人を含め、重圧に崩れる選手は少なくなかった。生き残りゲームのような緊迫した展開のなかで、ひるむことなく演じ切った。
この冷静さを培ったのは、本人のたゆまぬ努力とそれに基づく自信だ。同時に、日本のフィギュア界が力を注いできた「環境づくり」の成果でもある。