「トライアングル/ライナス・オブ・ハリウッドと木村カエラ」
洋楽 全般

この前、ロジャー・マニング(ロジャー・ジョセフ・マニング・Jr.)のアルバムを取り上げましたので(
こちら)、今日はその関連でライナス・オブ・ハリウッドのお話です。
ライナス・オブ・ハリウッドというのは個人のユニット名です(本名=ケヴィン・ドットソン)。
ロジャー・マニングは去年の暮れに発売されたライナス・オブ・ハリウッドのアルバム「トライアングル」に推薦文を書いており、数曲に参加していますし、ロジャーのバックでもベースを弾いたり、オープニング・アクトも務めたりしているそうです。
僕の大好きなギタリストであるポール・ギルバートのセッションにも参加していまして、そこではベースを弾いています。その映像をリンクしておきます。
「
Marco Minnemann "The Jackhammer" cool drum solo」
この映像を見ればわかるように、変拍子ばかりの難易度が高い曲でも楽々と弾きこなしてしまう腕を持っている演奏家です。ヘヴィメタルも好きなようで、これまた僕が大好きなオジー・オズボーンの曲もカヴァーしたりしています。
そのライナス・オブ・ハリウッドがソロを作ると、まるで思春期の頃に戻れるような「夢見るポップス」になるのがとても興味深いです。
ポール・ギルバートとの映像では、ライナス・オブ・ハリウッドはリッケンバッカーのベースを弾いています。実はライナス・オブ・ハリウッドは、同じくリッケンバッカーのベースがトレードマークだったポール・マッカートニーのトリビュート盤で、ウイングスの「やさしい気持ち」をカヴァーしていまして、つまりはそういう人でもあるのです。
しかし残念な事に、まだまだ一般的には名前が知られていないようで、去年の10月に発売されたばかりのこの「トライアングル」という3枚目のソロ・アルバムですら置いているCDショップが少ないという悲しい状況です。何フロアもあるような巨大なCDショップでないと専用のコーナーもありません。こんなに良いアルバムなのに、なんという事でしょうか。僕も色々なお店を回って苦労して買いました。
このアルバムからの映像を見つけました。
「
Linus of Hollywood - "Farewell To The King"」
これはしっとりとして切ない感じの曲です。楽器の演奏も上手いのに、ソロでは楽曲至上主義に徹していて、超絶テクニックを全く使っていないのも面白いところです。ポール・ギルバートとはタッピングのユニゾンなど凄い事をしているのに、実に潔いです。
気に入ったらぜひライナス・オブ・ハリウッドのアルバムを買ってみて下さいませ。他にもグッと来る素晴らしいポップスがギッシリと詰まっています。
街のCDショップではアルバムを見つけるのにも苦労する状態ですが、木村カエラさんという方に曲を提供したという事で、ライナス・オブ・ハリウッドにも少しは注目が集まるのではないかと期待しております。

↑Scratch/木村カエラ
実は僕は木村カエラさんという人については、サディスティック・ミカ・バンドの新しいヴォーカルの人、という程度の事しか知らなかったのですが、先月発売された「Scratch」というアルバムは本当に素晴らしい内容でした。最初はライナス・オブ・ハリウッドの曲が目的だったのに、アルバム自体をとても気に入って聴きまくっております。これは大傑作アルバムです。
ライナス・オブ・ハリウッドは2曲目「Magic Music」の作曲をしています。グラム・ロックっぽい感じでライナス・オブ・ハリウッドのソロとはだいぶ雰囲気は違いますけれど、これはこれでカッコイイです。
「Magic Music」のビデオがありましたのでリンクいたします。
「
木村カエラ/Magic Music」
この曲の作曲者がライナス・オブ・ハリウッドです。「Magic Music」は去年シングルになってチャート7位まで上がったそうです。
ライナス・オブ・ハリウッドが自分の好きな音楽を好きなように世の中に送り出せますように、心から祈っております。この人にはこれからも素晴らしいメロディーを聴かせてほしいからです。演奏家としても好きな音楽をいつでも楽しんで活動していただきたい。そして街のCDショップにまんべんなくライナス・オブ・ハリウッドのCDが置かれるように願います。
あとは1度だけでもいいからポール・ギルバートと一緒に来日して「スペース・シップ・ワン」の曲を演奏してくれ!!
関連文章です:
「
ロジャー・マニングとライナス・オブ・ハリウッドが来日中」
「
ソリッド・ステイト・ウォリアー/ロジャー・ジョセフ・マニング・Jr.」