「スティーヴィー・ワンダー来日公演を観てきました(さいたまスーパーアリーナ2月18日編)」
洋楽 全般
※ ネタバレがありますので、これから名古屋、仙台、大阪公演に行かれる方はご注意下さい。
昨日は楽しみにしていたスティーヴィー・ワンダーの来日公演「Stevie Wonder Japan Tour 2007」に行ってきました。場所はさいたまスーパーアリーナで、前回の来日公演もこの会場で観ました。

↑さいたまスーパーアリーナ外観
開場が午後2時、開演が午後3時という早い時間でした。2時ちょっと過ぎに着いて開場入り。ほぼ正面のスタンド席1列目で、アリーナ席まで3メートルぐらいの場所でした。もう少し上の席でも良かったですけれど、まあほぼ真ん中正面でしたので贅沢は言いません。
しっかり双眼鏡も持って行きました。
開演時間は午後3時という事でしたが、なかなか始まらず、結局30分位遅れて始まりました。でもスティーヴィーには80年代初期の武道館公演で1時間も待たされた経験がありますので、これぐらいはなんて事ありません。
ここから曲やステージのネタバレをいたします。これから公演に行く方はご注意下さい。
実は昨日行く前にブログ検索をしたところ、セットリストを載せていた方がいましたので、初日の演奏曲は知っておりました。
今回のバンド編成は、スティーヴィーの他には、ドラム、パーカッション、ベース、ギター1人、キーボード1人、トランペット1人、サックス1人、それにコーラス隊が4人でした。音的にはシンプルで、歌がじっくり堪能できました。
何と1曲目から、1973年発表の超名盤「インナーヴィジョンズ」から「Too High」「Visions」「Living For The City」とアルバム通りに演奏されたという事で、2日目も非常に期待をしておりましたが、2日目もこの3曲をそのままの曲順で演奏されて、僕はもう感動で死ぬかと思いました。
「Too High」や「Visions」はベスト盤に収録されるような曲ではありませんが、スティーヴィーが大好きなら「うおおおおぉぉぎゃああぁぁうぎゃああぁぁ!」と思わず絶叫してしまうほど狂喜乱舞してしまうナンバーです。
スティーヴィーの使用楽器は、正面上がホーナーのクラヴィネットD6(「迷信」などのあの音の出るキーボードです)、その下にヤマハのMOTIF8(エレピの音で使用)、向かって右に青いグランドピアノで、ピアノの上にクロマティック・ハーモニカが置いてありました(ここ最近はずっとこの構成です)。
「Higher Ground」のイントロ前には、クラヴィネットのオート・ワウを自ら調整しながら弾いていました。
初日にやらなかった曲では「夏に消えた恋(Never Dreamed You'd Leave in Summer)」が死ぬほど良かったです。
「Ribbon In The Sky」の間奏ではいつもスティーヴィーが色々とシカケをしたりして遊びますが、今回はなんとジョン・コルトレーンの「Giant Steps」につなげるという驚きの展開でした(これも初日とは構成が違っていたようです)。
それからビックリ仰天したのが、スティーヴィーがアレサ・フランクリンに書いた「Until You Come Back To Me」を演奏した事です。僕のiPodにもアレサのヴァージョンを入れていますが、これをコンサートで聴けるとは思っていませんでしたので驚いてしまいました。
しかしこれはスティーヴィーが突然演奏を始めたので、バンドの人たちも焦りまくっていました。
スティーヴィーが急にコーラス隊の女性陣にリード・ヴォーカルを振ったものですから、1人目の女性は自信なさげに歌い、すぐに隣りの女性にバトンタッチしていたほどです。その女性が最初に歌った人に再び振ろうとしても「いえいえ、そのまま歌って下さい」というようなゼスチャーをしてヴォーカルを辞退していました(歌詞がうろ覚えだったようです)。
スティーヴィーはコンサートの進行をあまりキッチリとは決めず、その場で歌いたい曲があれば勝手に歌い出してしまいますので、その度にベースの人がバンドのメンバーに指示を出して、スティーヴィーの弾き語りにしたり、リズム隊を入れたりと臨機応変に対応します。
演奏的にはグダグダかもしれませんが、なんといっても曲が超名曲の「Until You Come Back To Me」なのですから、もう聴けただけで儲け物です。
今回は今までの曲も別アレンジで演奏するという来日時の記者会見のコメントがありましたが、「涙をとどけて(Signed, Sealed, Delivered I'm Yours)」ではシンコペーションを効かせたアレンジに、「Part Time Lover」ではシンプルなリズムマシンをバックに、ほとんどバンドの演奏なしでスキャットの部分を観客に歌わせるというアレンジにしていました。
最後は「As」で終わりでしたが、初日に演奏された代表曲の1つである「愛しのデューク(Sir Duke)」「回想(I Wish)」「愛しのアイシャ(Isn't She Lovely)」が演奏されませんでした。初日の最後はおなじみ「Another Star」だったそうですが、2日目はカットされました。
「愛しのデューク」や「愛しのアイシャ」は日本ではCMソングでもおなじみですので、聴きたかった人も大勢いたのではないかと思います。
終了時間は午後5時20分頃でしたので、約1時間50分ほどのコンサートでした。この長さは普通のコンサートなら標準的か、標準より長いくらいですけれど、スティーヴィーの場合はアンコールなしでこの長さであるのに、どうしても短く感じてしまいます(昔は3時間ぐらいやってましたからねえ)。
僕が残念だったのは、初日にやった「Tuesday Heartbreak」が演奏されなかった事です。僕、この曲が大好きなんですよ。聴きたかったなあ。
でももう「Too High」や「Visions」が聴けたから満足いたします。
というわけで、さいたまスーパーアリーナ2日目のレビューでした。
今週土曜日(2月24日)は仙台公演に行って参ります。仙台公演もレビューいたします。
※ 仙台公演のレビューは下記のタイトルをクリックすると読めます。
「
スティーヴィー・ワンダー仙台公演を観てきました(前編)」
「
スティーヴィー・ワンダー仙台公演を観てきました(後編)」
スティーヴィーに関する文章です:
「
スティーヴィー・ワンダー来日公演で新アレンジを披露/突然出てきたフル・ヴァージョン」
「
ニュース23/スティーヴィー・ワンダー出演」
「
ミュージックステーション/スティーヴィー・ワンダー出演」
「
スティーヴィー・ワンダー出演情報」
「
スティーヴィー・ワンダー来日」
「
A Time To Love/Stevie Wonder」
「
スティーヴィー・ワンダーの視力回復?」
「
HOTTER THAN JULY/スティーヴィー・ワンダー」