
1980年6月に発表された高橋ユキヒロ(現・幸宏)さんのソロ・アルバム。僕は高校1年生でしたが、もう死ぬほど聴きました。当時はもちろんアナログLPで、初回盤は青いカラーレコードでした。僕が買ったのもカラーレコードでした。
ジャケットがまたカッコイイ!妙なポーズのユキヒロさんと、ドアーズも使っていたフェンダー・ローズの鍵盤ベース!演奏はYMOにシーナ&ロケットが混ざって、コーラスで少しサンセッツという感じ。
本当に捨て曲なしの素晴らしい名盤です。このアルバムを大好きだという人も多いですよね。演奏もとても上手なのですが、更にどのパートも楽器の音色もすごくいいんです。ミックスもメリハリが利いていて、タイトなのに、聴いていると夢の中にいるような、すごく魅力的な音です。
ユキヒロさんのドラムの演奏も最高です。結構チューニングは高めで気持ちがいい音です。プレイもすごく良い!曲も演奏も素晴らしいのですが、ドラムの音色やプレイだけでも聴けちゃう感じ。
あちこちの仕掛けや遊びも魅力的で、気負った感じじゃなく皆でノリながら楽しんで作った雰囲気がします。
「スイミングスクールの美人教師(BIJIN-KYOSHI AT THE SWIMMING SCHOOL)」でのギターのクレジットに立花ハジメさんの名前があるのですが、どう聴いてもギターの音色やプレイは大村憲司さんなので、買ったばかりの時は少々悩みました。考えた末に謎が解けました。この曲のプレイは大村憲司さんですが、3分55秒〜4分8秒の部分でアーミングを使った過激なプレイをしているのが立花ハジメさんだったのですね。
ハジメさんのギターの音色からするとデビューの頃に愛用していたムスタングではなく、ストラトキャスターを弾いているんじゃないかとずっと思っていましたが、2004年に発売されたプラスチックスのDVD「ライブ帝国」で、ハジメさんが80年5月収録のライヴでストラトを弾いているのを確認できましたので、おそらくこのギターソロもメイプルネックでサンバーストの、DVDに映っているのと同じストラトでのプレイで間違いないと思います。
「MURDERED BY THE MUSIC」での大村憲司さんのギターソロの音色が気持ち良くて大好きです。6弦を1音落としてるのがミソ。レーザーディスクでユキヒロさんの「新青年」を買ったら、この曲でユキヒロさん本人がギターソロを弾いていましたが、チューニングはそのままでオクターブ上での演奏でした。1音落としたソロが聴きたかったなあ。
ところで僕はこのアルバムで始めて「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」を聴きました。オリジナルがダイアナ・ロス&スプリームスというのも知りませんでした。その後僕はスプリームスの大ファンになりましたが、初めて知ったのがユキヒロさんのカヴァーだというのは自分でも面白いと思います。
発売されて25年経つアルバムですが、今でもiPodに入れて良く聴いています。何度聴いても全然飽きません。僕にとって、何もかもが完璧なアルバムです。
↓高橋幸宏ソロ関連の文章です
「
TIME AND PLACE/高橋幸宏」
「
LIFE TIME,HAPPY TIME〜幸福の調子/ 高橋幸宏」
「
HEART OF HURT/高橋幸宏」