僕が初めてビートルズのレコードを買ったのは、1976年の終わり頃だったように記憶しているのですけど、それから大ファンになったのに、当時はまだビデオデッキも普及しておらず、ソフトもありませんでしたので、なかなかビートルズの映像は見られませんでした。
初めて観に行ったビートルズの映画は、主演映画ではなく、初期から後期までのビートルズのフィルムを繋いで編集され、1978年に公開された「ビートルズ・グレイテスト・ストーリー」でした。
僕は当時中学2年生でしたが、初期のビートルズのライヴや「レボリューション」などのプロモーション・フィルムを観て、感激したのを憶えています。その何年か後に「ビートルズ・グレイテスト・ストーリー」のビデオも買いました。
同じく中学2年生の頃、ビートルズの来日公演のテレビ番組が放送され、ビデオに録画して何度も見ました。
映画「レット・イット・ビー」の輸入ビデオを買ったのは、高校3年生ぐらいの時でしょうか。約3万円もする価格に「高いなあ」と思いながらも、通信販売で買ったのでした。
「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」を観たのは、レンタルビデオ店がポツポツと出始めた頃でした。僕は18歳で、1泊のレンタル料金が1,800円もいたしました。
なかなか「HELP!」を観る機会がなかったのですけど、19歳の時、ビートルズのファンクラブ主催のフィルムコンサートでやっと観る事ができました。
カラー映画なのに、なんだか茶色っぽい画面で、それでも内容の面白さに大満足し、会場の皆さんと大笑いしながら観ました。
「HELP!」のレーザーディスクが発売された時、買ってきて家で見てみたら、信じられないほどキレイなカラー画像に修復されていて、また大感激いたしました。
昨日、BS放送でこの映画が放送されていて、今ではこんな風に家でビートルズが見られるようになったのだなあと、改めて感慨深く思いました。
ファンの評価としては「ヤア!ヤア!ヤア」の方が上なのかもしれませんが、僕は「HELP!」も大好きです。あのモンティ・パイソンにも通じる英国風のギャグが、とても好きなのです。
ビートルズがコンサートで演奏しなかった数々の曲の演奏シーンも楽しいです。今でも大好きな映画です。
今夜は「ビートルズ・ファースト・ライブ」が放送されるそうです。これも「ザ・ビートルズ ファースト U.S.ヴィジット」というタイトルでレーザーディスクが発売された時にすぐに買いました。しかし今夜放送されるのは、2009年テレビ用リマスター・ヴァージョンなのだそうです。
これからアメリカを席巻する事になるビートルズの素顔の様子が興味深いです。1本のマイクにジョンとポールとジョージが集まって歌う「ディス・ボーイ」のシーンも大好きです。
でも、こんな風に家で自由にビートルズが見られるようになると、昔、フィルムコンサートにファンが集まり、みんなで笑いながら観ていた頃の事も、ちょっと懐かしくなります。
フィルムコンサートと言えば、1980年4月に、昼の中野サンプラザでレッド・ツェッペリンの「狂熱のライヴ」を観た事があります。
あの大きなホールに集まったのは、わずかなロックファンだけでした(おそらく30人〜40人程度?)。
それでも映画が始まるというアナウンスが流れると、みんな拍手をしていました。
当時はみんな、ロックの映像に飢えていたのですね。
ロックの映像を見るのは大変でしたが、あれはあれで楽しかったような気もします。でも、いつでも好きな時に見られる今が、やっぱり幸せなのでしょう。
追記・ナウなヤングの皆さんへのご説明:
昔は一般家庭にビデオデッキも普及しておらず、洋楽などの映像は「フィルムコンサート」というような催しに行って見たのです。動く映像を見た事のないバンドは「どういう風に演奏しているのだろうなあ」と想像しながらレコードを聴いたものでした。